8時ではなく7時に家を出ろ!東京の通勤ラッシュをどうにか避けたい

東京といえば、通勤ラッシュがひどいことで有名です。特に朝の通勤時には、満員電車に揺られ、やっとの思いで会社に到着した頃には、身体も心もクタクタ。仕事を始める前に、すでに疲れ果ててしまっている…という経験、あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。 通勤ラッシュを避けるためにできることはあるのでしょうか? その一つの方法として「どの時間帯に、どの電車を使っている人が多いのか」を知ることができれば、もっとスムーズに通勤できるかもしれません。残念ながら、通勤の混雑状況を完全に把握するためのデータを手に入れることは難しいですが、少なくとも「おおよその混雑傾向」をつかむことは可能です。 鉄道まるわかり011 通勤電車のすべて ←鉄道まるわかりシリーズの第11弾は「通勤電車」。新幹線や特急と比べると地味な存在ですが、日々多くの人が利用する最も身近な電車 1. 「通勤ラッシュ」のデータ、実は手に入る? 通勤ラッシュを避けるためには、データに基づいた計画が必要です。しかし、個人でそのような詳細なデータを集めるのは難しく、ナビタイムのアプリや、レイフロンティアのアプリのような便利なツールがあっても、あくまでざっくりとした推定にとどまることが多いです。 お金をかけずに、リアルタイムの混雑状況を知るための方法は限られていますが、少し古いものの役に立つデータを見つけました。それが「令和3年社会生活基本調査 時間帯編」です。 このデータは総務省統計局が公開したもので、どの時間帯にど…

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「年度末にすべての仕事が集中する」ことを解消しないと大きな変化は期待できないのでは?働き方改革に思うこと。

 今年度後半になり、これまでも議論はされていたものの、一気に働き方改革の議論が進んできています。  しかし、目標などが掲げられるようになりつつも、ではどうするの?具体的にどうすればいいの?というところは、働く現場の個々の人々に丸投げされている感が否めない状況です。  現場で働く多くの人は、早く帰りたい、そのためには効率的に仕事をする、無駄に居残らない、と考えている人も多いはず。  それなのに、早く帰れない、残業が多くなるのは、やはり理由があると思うのです。それも個人でどうにかなるものの他に、社会の構造的な部分での理由が… <目次> 1.そもそも仕事が集中してしまう要因が社会にある 2.企業内で年度末になぜか社内研修が増える? 3.働き方改革の一環として、この年度末区切りをもっと柔軟にできないか 1.そもそも仕事が集中してしまう要因が社会にある  作業をする人員に対して、仕事の量がそもそも多すぎると、残業などしないと仕事をさばききれないのは当たり前でしょう。  単純に、現状、作業員がまったり仕事をしていて、もっと集中すれば、難なく短時間で終わらせることができる、という状況はあまり残されてはいないのではないかと思います。  これだけ職場にITが浸透し、とても短いサイクルで物事が進む世の中、作業担当者のレベルでは、いわゆる「乾いた雑巾」の状態であることもしばしば。(既に十分に無駄の排除、効率化が進んでいる)  それではなぜ、残業が多…

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