東京都が提唱している「時差ビズ」なるものについて。やるのはいいけど、効果の検証もしてほしい。
4月28日、突如として次のような報道がなされました。
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朝の通勤電車の混雑緩和に向け、東京都が28日、「時差ビズ」と銘打ち、企業に時差出勤や職場外で働くテレワークの導入を呼び掛ける運動を始めた。賛同する企業や鉄道事業者など35団体と同日、協議会を設置。広く参加を募り、今年度は7月11日から同25日にかけ、集中的に実施する計画だ。
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こうした報道によれば、出社時間をラッシュ時よりも早めたり遅らせたりすることで、快適な通勤や働く意欲の向上につなげるのが狙いとのこと。
いわゆる、時差出勤を都内の企業等を巻き込み、一斉にやりましょうという取組なのだそうです。この手の取組に特に反対はしませんが、少し気になることもあります。それはどの程度効果があるのかということです。
華々しい取組はいいけど、効果が見えないと続かない
都内の企業や鉄道事業者等を巻き込み、協議会を置いて推進する。小池都政のパフォーマンスに見える部分もありますが、通勤ラッシュが解消されるのであれば、取組を実施することは重要だと思います。
ただし、本気で通勤ラッシュ解消へ向けた取組とするためには、効果の検証という行動も必要となります。
実際のところ、今回7月に2週間程度集中実施するとのことですが、そんな単発ではあまり効果が上がるとは思えない。まずはやってみることは大切だけれども、1回やってみて、効果を検証し、課題を抽出して、少しずつダメなところを直して、繰り返し取り組むことが…