時間があると不要な人間関係に振り回され、組織がおかしくなる…かも

 働き方改革の影響もあり、年度当初はかなり時間的に余裕があります。  ただし、勤務時間は従来よりもかなり制限されているものの、目標は昨年度の倍といったこともあり、本年度の中盤くらいからはかなり悲惨なことになりそうと、戦々恐々している今日この頃。  数か月先の憂鬱はさておいたとして、時間があると人間はかなり非効率な思考になるものだとしみじみ感じています。  というのも、これまではオフィスにいるときには、一刻一秒を争って作業をして、ぼーっとしている暇などない業務環境でした。そんな環境では、周囲の人がどんなことをしているのか、細かな対応などは全く気にならずに自らの作業に没頭。  でも今年は、時間ができたため、じっくり周囲を見ることができていますが、あらためて感じることがあるのです。なんとまあオフィスはドロドロとしていることか。  何がドロドロしているかというと、周囲の人間の失礼な立ち振る舞い(かなり上から目線での対応をする者がいかに多いことか…そしてそれに面従腹背している人も…)、変なところへの気の使い方(日々の細かなところでマウンティングしてみたり、無視したりと…)などが、気になるのです。  日々、多くの人はそんな人間関係の細かなやり取りを含めて、仕事をしていたのだなと…それに気づかない自分も問題だったのかもしれないと反省しつつ。  というのも、これまで自分自身は、社外の顧客との関係であるならばいざ知らず、社内については忙しすぎで、…

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ダイナミックプライシング:会社の予算申請の際の見積・エビデンスはどうする?ホテルの価格が高頻度で価格調整

ホテルのダイナミックプライシングを見据え宿泊施設の宿泊価格の推移をグラフで可視化するサービスも  近年、ダイナミックに価格を調整する業種が増えています。典型的にはホテルの値段。時期によって、場所によって高頻度に宿泊料金が変わる状況になってきています。  そうしたことを受けて、下記のニュース記事にもある通り、米検索大手のGoogleが、ホテルなどの宿泊施設の宿泊価格の推移をグラフで可視化する「Price Insight(プライスインサイト)」の提供を開始するなど、価格変動の可視化サービスまで出てくる状況です。  そもそも変動しすぎるのも消費者にとっては、わかりづらいということなのかもしれません。 === Google、ホテルの宿泊代を節約できる最適な宿泊日を提示 検索結果のアップデートで https://airstair.jp/google-price-insight-serps/ 配信:2019.05.28 米検索大手のGoogle(グーグル)は、ホテルなどの宿泊施設の宿泊価格の推移をグラフで可視化する「Price Insight(プライスインサイト)」の提供を検索結果で開始したことがわかった。 ホテルの宿泊価格は、オンシーズンや週末、ホテル周辺でのイベントなどにより大きく変動することが多い。特に、最近では一部のホテルでダイナミックプライシングを活用した価格設定が行われるなど、高頻度の価格調整は一般的になりつつある。 === 個人で…

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ひねくれた「おじさん」の発生

 働き方改革、新規事業開発などなど、最近の多くの企業では従来とは異なるビジネスを模索している状況にあります。  これだけデジタル化が進展すると、既存のビジネスをそのままやっているだけでは、数年先にはにっちもさっちもいかなくなるから、多くの企業経営者また企業幹部は焦っている。  その中で、組織として働き方改革、新規事業開発を推進する一方で、ひねくれた物言いで物議を醸しだす「おじさん」がどの企業にも一定数発生し、組織としての取組を阻害している実態があるのではないかと考えています。  ひねくれた「おじさん」とはどのようなおじさんか…  新しいデジタル技術の使い方に詳しく、様々な業界の実態や課題認識などに通じていて、それだけ聞くとすごい人なのかと思ってしまうような人です。  だからこそ、外向けの顔は、社外にも通じる有識者として扱われます。社外からいろいろとお声がかかり、有識者を自任して社外活動にいそしんでいます。  しかしながら、外ではなく内向きの顔を見てみると非常に残念なのです。どのような点が残念化というと、下記の3点となります。   (1)社外活動が忙しく、そもそも自社の企業利益につながる生産活動を行わない  業界の実態に通じている、デジタル活用がよくわかっているので、話も面白くある意味すごい人であるのだけれども、基本的には自社の利益になる生産をしない人です。  その利益を生まない人の影では、それをカバ…

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ダイナミックプライシング:価格変動システムを食品ロス削減のために使う

スーパーでもダイナミックプライシング適用  スーパーでもダイナミックプライシング適用の取組が進んでいるようです。  海外の取組事例ですが、オランダ最大級のスーパーマーケットチェーンAlbert Heijn(アルバート・ハイン)が、食品の消費期限をベースとするダイナミックプライシング(動的価格設定)の実証実験を始めたようです。  スーパーマーケットといえば、現在でも、閉店間際のお惣菜の割引などが行われていますが、店員さんが一つ一つの商品を見て、賞味期限を確認し、割引シールを貼付するのはかなりの手間。  それが自動化できるのであれば、それはそれで作業の効率化ができる仕組みなのかもしれません。  さらに、昨今、世の中的にも関心が高まっている食品ロスにつながるのであれば、さらに良い取り組みになることでしょう。 ===== 食品ロスを削減!消費期限をベースとする価格変動システムを蘭スーパーが試験的に導入 https://techable.jp/archives/100131 配信:2019/5/27 Albert Heijnは、ダイナミックプライシングを実装した在庫最適化テクノロジーに強みを持つイスラエルのスタートアップ企業Wasteless(ウェイストレス)からのサポートを受け、独自の人工知能(AI)アルゴリズムを開発。 消費期限や在庫量、売上履歴、気象などの要素をもとに商品の価格を自動的に変動させ、価格をリアルタイムで電子棚札(ESL…

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ダイナミックプライシング:ダイナミックを見据えた動き続々。旅行は当然、小売りも想定

旅行代理店も見据えるダイナミックプライシング  ここ最近、2つのニュースが配信された。ひとつは、旅行業界の話で、JTBの2019年3月期の連結決算は最終損益が151億円の赤字というニュース。  このニュースの中には、ダイナミックプライシングの普及に対応したITシステムの見直しによる減損処理というキーワードがあり、旅行業界において、ダイナミックプライシングが重要なビジネステーマとなっていることがうかがえるニュースです。  旅行業界ではもはや、航空機や宿泊などではダイナミックに価格を調整することがほぼ当たり前となっており、旅行代理店としてもそれに対応したシステムが不可欠となりつつあることをうかがわせます。 == JTB、前期最終151億円の赤字に、海外子会社の減損などで 配信:2019/5/24 18:32 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45232290U9A520C1TJ1000/ JTBは24日、2019年3月期の連結決算は最終損益が151億円の赤字(前の期は10億円の黒字)に転落したと発表した。リーマン・ショック後の消費不振などで赤字となった10年3月期以来9年ぶりで、赤字幅は過去最大。海外子会社ののれん代とITシステムの減損処理などで132億円の特別損失を計上したのが響いた。 売上高は前の期比3%増の1兆3674億円、営業利益は23%増の63億円だった。M&A(合併・買収)で取得したブラジル…

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ソーシャルレンディング、株式型クラウドファンディング ~個人の新たな投資手段の手詰まり感~

 ソーシャルレンディング、株式型クラウドファンディングなど、個人の投資手段として注目を浴びてきたものが、直近半年くらいの間に手詰まり感を漂わせています。  ソーシャルレンディングは、昨年のトラブル(多数の遅延案件の発生、行政からの様々な指導等)に端を発して、資金を引き揚げつつある個人も散見される状況です。  以前書いたブログ記事では、ソーシャルレンディングmaneoの投資者数の比較をしましたが、確実に、投資する人が減っていますね… ソーシャルレンディングmaneo投資者数の減少続く…2018年12月時点と2019年5月時点の比較 ソーシャルレンディングmaneoの事業拡大と遅延案件発生タイミングの関係  銀行預金よりも確実に利回りが高く、また投資信託等よりは手堅く定期的に利益が得られるとして、多くの方々が重宝してきたサービスですが、勢いをなくしているとも感じています。  もちろん、新しいソーシャルレンディングとして、貸付ファンドに投資できるオンラインマーケット Fundsというサービスが登場し、人気を博していますが、如何せん、案件数が少なく、ほとんどの人が投資できない状況でもあります。  現状では、貸付ファンドの募集開始後、数秒で募集終了となるクリック競争の場と化しており、資産を増やしていくための堅実な手段としては考えられない…(だって、応募しようとしてもほとんど購入できないのだもの) 「さまざまな貸付ファンドに投資できるオンライ…

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ブルーベリーはあるのになぜ「カシス」はないの?ドラッグストアなどに置いていないサプリメント

 普段の食事の栄養の偏りを補完するために、様々なサプリメントが販売されています。  ドラッグストアなどに行けば、めちゃくちゃたくさんの種類のサプリメントがあって、どれがどれだかわからなくなるほど。例えば、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンD、ミネラル、カルシウム、葉酸、亜鉛、グルコサミン…  その中で、目によい栄養素を補完したい!なんて思いで、サプリメントを探してみたところ、ドラッグストア等の実店舗では、いわゆるベリー系のサプリはたくさんあります。  本当に目に良いかどうかは分かりませんが、「ブルーベリー」と表記された商品がたくさんあります。      一方で、「カシス」も目に良いと言われていますが、ドラッグストア等の実店舗では、ほとんど見かけない…なぜだろう?  一般社団法人日本カシス協会なるものもあり、そこのWebサイトでは、下記のようにカシスの効果をPRもしていたりします。これが正しければ、もっとドラッグストア等の実店舗で販売していてもおかしくないのではないかと思うのですが… === Q.カシスってブルーベリーよりも目に良いの? A.ブルーベリーに含まれていない、カシス特有の成分は、一時的な近視化を抑制することが確認されています。 カシスアントシアニンの成分は4種類。 そのうちの2種類は、ブルーベリーに含まれない特有の成分です。 この成分が、目のピントを合わせる筋肉に働きかけ、コリをほぐすこと…

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ダイナミックプライシング:小売りの販売サービスとしてのダイナミックプライシング

 日々、ポロポロとダイナミックプライシングに関する取り組みのニュースが流れてきます。一昨日配信されたニュースに、ビックカメラによるダイナミックプライシング導入に向けた動きのニュースです。 === タイトル:家電の価格、随時上げ下げ ビックカメラが「電子棚札」 分野:小売り・外食 配信:2019/5/20 7:00日本経済新聞 電子版 家電量販店大手のビックカメラは2020年度末をめどに、需給状況や競合価格などによって価格を柔軟に変える「ダイナミックプライシング」を全店舗で導入する。米アマゾン・ドット・コムなどネット勢に対抗するのが目的だ。価格をデジタル表示する電子棚札を全商品に設置し、店頭価格を本部から一括して変更できるようにする。 ===  ニュース記事によれば、家電量販店の店頭に並べられている商品についている値札をデジタル表記することで、ダイナミックに価格表示を変える計画とのことです。  従来も店頭の商品の値段を記載した値札は、手作業で差し替えて変更することは行われてきたところですが、それを電子化するという趣旨とも読めます。  ポイントとして、労働者不足への対応として、店頭販売員の作業負荷低減があるのでしょう。価格の電子表示ができれば、簡単にかつ迅速に値段変更ができますから。従来のような値札を印字して、商品棚にある札を差し替えるといった作業はなくなります。  一方、単に電子値札を入れるだけでは事業者目線のみでの効率化、利…

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給料前払いサービスを撒き餌にして、労働者個人の労働力レイティングが実現される可能性も?

 以前から「そんなサービスがあるんだ…」という程度に知っていた、給与前払いサービスがどうやらニーズがあって広がる兆しがあるようです。  同種のサービスは、そもそも前借をしたい利用者はどれくらいいるのか疑問であったし、対応する会社などにしても、前払いなんて面倒なことをしないだろうと思っていました。  しかし、下記のニュース記事を見て、空前の人手不足を背景に、事情がどうやら変わってきたと感じました。給与前払いサービスが広がり始めようとしているんだ…と。 === 広がる給与前払いサービス 流通や製造業界など 若者ニーズに応え 配信:毎日新聞2019年5月20日 20時00分(最終更新 5月21日 00時21分) https://mainichi.jp/articles/20190520/k00/00m/020/256000c 流通や製造業界などで、従業員の求めに応じて給与を前払いするサービスの利用が広がりつつある。人手不足が深刻さを増す中、貯蓄の少ない若者らのニーズに応え、従業員の確保を目指す企業が増えているためだ。月単位が主流だった給与の払い方が大きく変わる可能性もある。 ===  上記の記事を読んで次に感じたことは、「労働者個人の労働力レイティング」ということです。(造語です)  これはどういうことかというと、そもそも個人の勤務履歴の情報は、勤務する会社で管理されているものですが、従来は勤務管理以外使用されないものでした。  …

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ダイナミックプライシング:ダイナミックプライシングとブランド物の売買について

 SOU(東京都港区)という会社が北海道大学と共同研究により、ブランド買取の取引価格のダイナミックプライシングを目指すとのニュース記事がありました。  ニュースのソースは下記となります。 === SOU、査定自動化に向け北海道大学と共同研究 配信:2019年05月15日 https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_3632.php ブランド買取専門店「なんぼや」や「スターバイヤーズオークション」で知られるSOU(東京都港区)は、北海道大学・大学院情報科学研究科との共同研究契約を締結し、4月から中古ブランド品売買へのAIによるダイナミックプライシングの導入と、市場での適正価格の算出を目指す。 共同研究を行なう大学院情報科学研究科・調和系工学研究室では、ディープラーニングを中心としたAIの基礎と応用について研究を行っている。今回はAIを活用したオークションでのダイナミックプライシング、およびブランド品の査定自動化を目的として研究に取り組む。 同社では現在、商品の買取・販売価格の設定は、長年蓄積してきた過去の取引データ等を元に算出している。しかし、新商品の増加による取り扱い商品の増加や、為替の影響などによる日々の取引価格の変動を受け、ダイナミックプライシングが、今後の売上・利益の最大化や事業拡大に必須になると考え、今回の共同研究に至った。 ===  このニュース記事自体は、本当に数行ですので十…

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地方私大の閉校相次ぐ…そこで働く教員について

 数日前、Yahoo!JAPANニュースの配信ニュースを読みました。記事の内容は「地方私大の閉校相次ぐ」というものです。  記事の趣旨は、1980年代から2000年代にかけて自治体がこぞって誘致した大学がどんどん閉校し始めている、というものです。 === 地方私大の閉校相次ぐ 自治体が誘致、計画の甘さ浮き彫りに…進む淘汰 (配信)5/15(水) 10:20 Yahoo!JAPANニュース (出所)西日本新聞社 少子化の影響もあり学生数が確保できず、閉校に追い込まれる私立大学が全国的に後を絶たない。1980年代から2000年代にかけ、多くの自治体が地域活性化を目的に盛んに大学を誘致したが、計画の甘さが浮き彫りとなり淘汰(とうた)が進みつつある。 … ===  こうした記事を読んでいると、大学開校を主導した自治体や大学経営者の読みの甘さ、またそこで学ぶ学生の処遇等に注目が行きますが、ここでは少し視点を変えて、そこで働く教員について注目したいと思います。  地方の新設大学にも当然のことながら教員がいるわけで、それら教員は、大学が閉校すると雇用がなくなるということをあらためて考える必要があると思っています。  第一、大学教員はそもそもつぶしのきく職ではない。  突然、職場がなくなれば、次の職場を探すのはかなり大変であろうことは容易に予想がつきます。大学のポストから別の大学のポストへと簡単には異動できないだろうな…と。  そもそも…

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ソーシャルレンディングmaneoの事業拡大と遅延案件発生タイミングの関係

 ソーシャルレンディングmaneoは、数年前に端を発したソーシャルレンディングに対する世の中の関心の高まりを追い風に、近年急速に融資案件組成を拡大させてきました。そして、融資案件組成の拡大を背景に、企業としての儲けも拡大していったものと考えられます。  その一方、急激な事業拡大の裏では、企業内において、様々な難しい事象も生じていたのではないかと推察されるところでもあります。  一般にスタートアップ企業では、そもそも十分なリソースがない企業であることから、急速に事業が成長した場合、社内の適正なマネジメントが追い付かず、その後、事業が空中分解してしまうといったこともしばしば起こります。  ここ1年程の間に起きたソーシャルレンディングmaneoにおける、多数の遅延案件の発生はそうした事象の現れではないかと思えます。  例えば、ソーシャルレンディングmaneoでは、同社のWebサイトにおいて、平成23年以降の損益計算書が掲示されており、各年度の経常利益を見ると、下図のようになっています。  平成26年度までは、100万円未満の経常利益しか出していなかった企業が、平成27年に一気に3億円余りの経常利益を上げるに至っています。さらには、平成29年度には7億円もの経常利益へと収益を拡大させています。  この直近数年の経常利益の拡大はかなり急であると言えるでしょう。※平成30年度の経常利益は、第3四半期までの経常利益  一方、平成30年上期…

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ダイナミックプライシング:価格調整することの本当の価値は?転売問題対策ではないのでは…

 ネット上に公開されている論文等を物色する中で、スポーツ×デジタルマーケティングをテーマとした下記の論文を見つけました。  スポーツイベントのファン層を拡大し、集客面をより拡充させるためには、デジタルマーケティングの重要性と、著者が所属する企業のデジタルマーケティングの紹介をしている論文です。 === タイトル:スポーツイベントにおけるチケットデータを活用したデジタルマーケティング 著者:佐藤忠彦、福元聡、石井雅登、平石格、松本泰明 FUJITSU. 69, 2, p.36-41(03,2018) ===    その中で、当方の関心キーワードである“ダイナミックプライシング”という言葉が使われていたので、その部分を紹介したいと思います。  具体的には、下記のような記述です。 === 試合や座席の人気度に応じて価格を調整する方法であり、ホテルや航空業界では既に導入されている。スポーツ業界においては、人気イベントの価格を適切に上昇させることで、転売問題対策となる(転売者の差益を減少させる)面もあり、導入の機運が高まっている。 (出所)佐藤等「スポーツイベントにおけるチケットデータを活用したデジタルマーケティング」 ===  この記述を読むと、ダイナミックプライシングの主たる目的はスポーツチケット等の転売問題の対策であるようにも読めます。  実際、スポーツイベントの主催者においては、転売問題…

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2019年05月14日のつぶやき

cafework2 / cafework『目標募集額が未達となった銘柄はどれくらいあるのか?株式型クラウドファンディング』カフェは私の仕事場です|https://t.co/xkNEHlK6Fv #株式型クラウドファンディング at 05/14 07:56

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目標募集額が未達となった銘柄はどれくらいあるのか?株式型クラウドファンディング

 日本において株式型クラウドファンディングが始まって数年がたちます。その間、いくつかの会社で、株式型クラウドファンディングの場を提供するようになり、毎月、数件の投資募集案件が生まれています。  目標募集額を提示し、期間内にその額以上の応募があれば、株式型クラウドファンディングは達成となり、個人投資家から集めたお金が起業に投資されます。  毎月、達成案件の情報が掲載されるたびに、「こんなに注目されて○○円も調達した!」などとニュースになったりしますが、その一方で、目標募集額に対して実際に集まった金額が少なく、株式型クラウドファンディングが未達という案件も少なからず存在しています。  未達案件はどれくらいあるのか?  純粋な疑問から未達案件の割合と具体的な銘柄名を調べてみました。  調べた対象は、日本証券業協会が毎月公表する「株式投資型クラウドファンディングの統計情報・取扱状況」の2018年のデータです。 つまり、2018年に下記の2社で取り扱った案件について調べてみました。 ・株式会社日本クラウドキャピタル ・DANベンチャーキャピタル株式会社  2018年には上記2社から合計56件の募集がかけられていました。案件数で言えば、株式会社日本クラウドキャピタルの方が多く、DANベンチャーキャピタル株式会社の案件は少ないのが実態です。  この56件の中で、株式型クラウドファンディングが「未達」もしくは「中止」となったものの件数…

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ダイナミックプライシング:フードデリバリー業界でのダイナミックプライシングのアイデア

 ダイナミックプライシングという考え方自体は昔からあり、誰もが思い浮かべるではないかと思っています。  ただし、既存のビジネスの中で、何を対象にどうやって適用するのかは工夫が必要で、単純に直ぐに出来るものでもないだろうとも考えています。  むやみに適用すれば、価格を変動させるのに手間がかかり過ぎて、そもそものビジネスが回らなくなることも考えられます。また、購入側からすれば、その価格変動は適正なものという納得感がなくなってしまうと思うからです。  では、どのような対象に適用するとよさそうかという点で、一つのアイデアとなる資料を見つけました。  それは下記の資料です。 === 「フードデリバリー業界を対象としたハイブリッド型物流モデルに関する研究」 A Study on Hybrid type Logistics Model for Food Delivery Industry 竹田賢,中邨良樹,大崎恒次,細谷信太郎 経営情報学会2018年秋季全国研究発表大会 2018年10月20日(土)~10月21日(日) 近畿大学 東大阪キャンパス https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasmin/2018t10/0/2018t10_49/_pdf/-char/ja ===    同資料で着目しているのは、フードデリバリー市場となります。資料のメインの検討は、配送の仕組みとなっていま…

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ソーシャルレンディングmaneo投資者数の減少続く…2018年12月時点と2019年5月時点の比較

 昨年2018年12月時点のソーシャルレンディングmaneoの登録ユーザ数及び投資者数(実際に投資しているユーザ数)(2018年12月29日8時00分時点)は、それぞれmaneoの登録ユーザ数83,862名、投資者数17,909名でした。  それから5か月がたち、その状況はどうなっているのか?  日々のニュースや、他者のブログ記事を見ていると、投資者数は減少しているのではないかと感じています。これまで一定以上資金を投じていた投資家が、資金の還元をきっかけに、maneo口座に入れていた資金を引き揚げるといった話もしばしば聞いています。  そのあたり、2018年12月と現在2019年5月を比較して検証してみました。  その結果が下記となります。  2019年5月12日時点でのmaneoの登録ユーザ数は86,444名、投資者数は17,765名です。登録ユーザ数は、2,500名程度増加しているものの、実際に資金を投じているユーザである投資家数は144名の減少となります。  つまり、すべての資金を引き揚げたユーザは144名ということです。  さらに、投資金額別の2018年12月と現在2019年5月での投資者数を比較してみると、数のとおりとなります。  2018年12月の時点で100万円以上の資金を投じていた投資者は、投資金額別にみても1割~4割程度減少しています。特に、1000万円以上を投じていた投資者では、3割~4割も投資者数…

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ダイナミックプライシング:Jリーグで続々。清水エスパルスでも今シーズンから導入

 やはり、ダイナミックプライシングの導入が加速しているのであろうか。  2019年5月10日、清水エスパルスでは、6月からのホームゲーム6試合において価格変動制『ダイナミックプライシング』を導入する旨の発表を行っている。 https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/42574 === エスパルスはこのたび、6月からのホームゲーム6試合において価格変動制『ダイナミックプライシング』を導入いたします。 ダイナミックプライシングとは、試合日程、席種、市況、天候、個人の嗜好などに関するビッグデータ分析を基に試合ごとの需要予測を行い、需要に応じたチケット価格の変更を自動的に行うことで、ファンの皆様のニーズに応じた"適正価格"で販売を行う仕組みです。ダイナミックプライシングによる販売では、ご購入いただくタイミングにより価格が変動する可能性がありますので、チケットをご購入いただく際は最新価格をご確認の上、お買い求めください。なお、価格設定は、過去の清水エスパルスチケット販売実績と販売期間中の販売実績を基にダイナミックプラス株式会社の独自の価格算出技術を活用し行われます。 (出所)清水エスパルスのWebサイト ===  2019年になって、次々と、Jリーグ各チームがダイナミックプライシングの導入を始めています。ガンバ大阪、名古屋グランパス…などなど。Jリーグ全体で、ダイナミックプライシング導入が推奨されているのかしら? …

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ダイナミックプライシング:シンガポールのタクシー予約アプリでダイナミックプライシング(サージプライシング)制度を導入

 最近気になるキーワードがある。  それは“ダイナミックプライシング”である。スポーツ観戦等での導入が今年度から浸透しようとしているようである。  その中で、“ダイナミックプライシング”というキーワードで次のようなニュースがあった。対象はタクシー配車サービスであるようであるが… https://www.nna.jp/news/show/1900308 == シンガポールの陸運大手コンフォート・デルグロは、今月15日から自家用車の配車サービスに参入する。 同社のタクシー予約アプリを通じて自家用車も配車できるようにする。これに伴い、需給に応じて運賃が変動するダイナミックプライシング(サージプライシング)制度を導入する。 新サービスの名称は「コンフォートライド」。 同社のタクシー予約アプリを通じた配車件数が増加傾向にあることから、ピーク時の需要に応えるのが狙いだ。まず15日に、一部のアプリ利用者を対象に試験的にサービスを開始する。 需給に応じて運賃を変えるが、予約時に運賃を確定させる。配車車両はタクシーと自家用車の両方を対象とする。 (出所)アジア経済ニュース ===  この記事を読むと、自分の体験上でもある意味、あってもいいサービスのような気もしている。  タクシーを利用したいけど、前を通過する流しのタクシーはどれもこれも乗車中、さらにアプリで配車を頼もうにも配車可能なタクシーがない…そんな経験がないだろうか。 …

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さまざまな貸付ファンドに実は「投資できない!!」ソーシャルレンディングFunds

 4月13日のブログで、貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」について記事を書きました。 「さまざまな貸付ファンドに投資できるオンラインマーケット Funds」は本当か!? http://cafework.seesaa.net/article/465133480.html?1557393270  昨今のソーシャルレンディングにおける貸付不祥事を背景に、「お客様本位のサービス」「法令遵守の業務運営体制」「上場企業や成長が期待されるベンチャー企業」を売りにしたソーシャルレンディングサービスとして、紹介しました。  また同時に、このオンラインマーケット Fundsの課題として、『応募開始直後、数分にも満たない間に、ファンドの募集終了となる状況』について記載しました。  それから約1か月余りたち、次の募集案件として、下記の募集が5/9 18時からありました。投資したくても、投資できない状況が解消しているかを確認すべく、上記時間に投資申し込みのチャレンジをしました。 === イントランス・バケーションズ 京町家ファンド#1 株式会社イントランスファンディング 募集総額 3,000万円 予定利回り 4.5% 運用期間 約12ヶ月 ===  その結果ですが、あえなく惨敗です。  前回の4月の募集の際には、慣れていないこともあり、Webからの申し込み手続きに手間取ってしまったこともあり、今回は準備万端、18時ジャストに速攻で…

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