服を着ていてもわかる…女性の胸がなぜか最近揺れているように見える。

 東京の公共交通機関では、朝から晩まで、様々な人たちが行き交っています。その人たちは、男性であることもあれば、女性であることもあり(当たり前ですが…)、また高齢の方から中高生などの若者まで様々です。  最近、ふと気づくことがあったのです。、すれ違う女性をなんとなく見ていて、ある程度、体の線が現れるような服装を身に着けている若い女性の場合、結構な割合で「胸が大きく揺れている」ように感じるのです。  なぜだろう。一瞬不思議に思えて仕方がなかったのですが、近年話題になっている「ワイヤレスブラジャー」の仕業ではないかと思い始めました。  ワイヤレスブラジャーとは、その名の通り、ワイヤーの入っていないブラジャー。トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社によれば、その火付け役となった商品が「sloggi(スロギー) ZERO Feel」という商品であり、まるで着けていることを忘れてしまうかのような解放感が特長として、国内累計620万枚売れている大ヒット商品であるとのこと。  また、ちょっと古い情報ですが、背景として、日本の女性用下着市場が2011年から2015年まで毎年3~4%程度のレベルで縮小している中、同様に市場が縮小気味だったワイヤーブラ、ノンワイヤーブラにおいて、2016年からは一転してノンワイヤーブラが急成長をとげているとの情報もあります。  さらには、「2016年ヒット商品ランキング ベスト30」(雑誌『日経トレンディ』)では、11位…

続きを読む

街中でお店に入って店員に「今いっぱいなので無理です」と入店を断れるとムッとする

最近よくあるな…「今いっぱいなので無理です」と入店を断れるとムッとする  最近、土日に繁華街の飲食店に入店すると、店員に「今いっぱいなので無理です」等と言われて、入店を断られるケースが散見されます。  お店で食事などをしたいと思う人が多くなったのか、来日外国人が増えて飲食店のキャパ以上に客が増えているのか、それとも人手不足のため営業している飲食店が減ったためか…  理由はよくわかりませんが、結構、店員に「今いっぱいなので無理です」等と言われます。  というか、そもそも店員の「今いっぱいなので無理です」という説明自体が、失礼な気もしていますが…いっぱいならば仕方ないけど、いい方ってあるじゃん…  まあ、そもそも入店して席が空いているか尋ねることなく、事前に席の空き状況が分かる仕組みがあるととてもスマートな気もしています。  そんなことをモンモンと思っていたところ下記のようなニュース記事を見ました。 === IoTとAIで飲食店の空席や待ち時間を一覧表示 デジタルサイネージやスマホに店舗の混雑状況を配信 配信:2019年06月27日 07時00分 日本ビジネスプレス 街角で見かけるデジタルサイネージ(電子看板)が、有用な情報をリアルタイムで表示できるように進化している。写真1は、レストランやカフェの混雑情報を提供するもの。商業施設内の飲食店ごとに、「空」、「残席わずか」、「満」、「10分以上待ち」といった具合…

続きを読む

ソーシャルレンディングmaneoが3か月ごとに同意事項の確認をすることに

 本日、ソーシャルレンディングmaneoは、同社サービスのWebサイトのお知らせにおいて、「同意事項の確認について」を公表しました。  どのような内容かというと、「2019年7月1日(月)より、お客様のご確認とご同意が必要な内容につきまして 『同意事項』としてmy maneoに表示することといたしました」とのことです。  今後、ソーシャルレンディングmaneoの投資口座に預託資金を置いている利用者に対して、3ヶ月毎に同意を求めることとなり、同意がない場合には、「投資規制」なる制限を設けるとのこと。  具体的には、同意事項の確認期限から翌々月より、投資の規制として、「デポジット口座に長期的に資金を預託することが望ましくない」との理由から、預託資金の払戻しの案内がきたり、そもそも新たに投資することができない状況になるとのこと。  ちなみに、規制がかかり預託資金の払戻しの案内がきて、預託資金の払戻をしようとした場合、払戻の手数料は利用者負担となるようです。  さらに関心事は、同意事項とはどのようなものか?ということ。  2019年7月1日(月)からということもあり、実際の同意事項の画面を見てはいないのですが、ソーシャルレンディングmaneoの「同意事項の確認について」という説明Webサイトによれば、イメージとして下記のような画面が出てくるとのこと。  これを見ると、「maneo株式会社が倒産した場合、預託した資金が返ってこないお…

続きを読む

多くの人が投資できるように、Funds(ファンズ)が抽選機能を追加した

 ソーシャルレンディングのFunds(ファンズ)は、本年1月より融資案件の組成・運用を開始していますが、投資を募集する際に、極度のクリック競争が発生し、ほとんど数秒で募集が終了してしまう事象が発生していました。  それに対する様々な意見、評判がある中で、この度、Funds(ファンズ)を運営する株式会社クラウドポートより、「抽選方式での投資申込機能」を導入した旨、プレスリリース及びメール連絡がありました。  ただし、この「抽選方式での投資申込機能」は、“一部のファンドの投資申し込み”に適用する者とのこと、但し書きが書かれています。  ではどのような場合、「抽選方式での投資申込」となるのでしょうか?  同プレスリリースによれば、 === 抽選方式での募集は募集金額が一定以上あるファンドの一部で実施いたします。ファンドごとで投資申込方式が異なりますので、都度ファンドページの案内をご確認ください。 ===  とのことであり、今のところ“募集金額が一定以上あるファンドの一部”としか明言されていません。これから募集される案件のどの程度の割合(金額ベース)で、抽選方式になるのか、そのあたりが気になるところです。  また、抽選方式の導入は、投資機会の多様化の一つの施策とも考えられます。というのも、抽選方式のみならず、従来通りの先着方式を併用する形での募集となるような記載だからです。  ちなみに、抽選方式での投資の方が、株式会社クラウド…

続きを読む

遅延案件の情報はどのように関している?手動でエクセル管理は面倒だし…

 登録者数8万7千人程度もいるのですから、ソーシャルレンディングmaneoを活用して、融資案件に資金を投じていた方々はそれなりにいることでしょう。  そして、遅延件数は400程度にも及ぶのだから、自分が投資した案件が遅延案件となってしまった方も多いはず。。。  そんな方々は、遅延案件をどのように管理しているか。ふと気になって仕方がない。  少額ずつ、多数の案件に投資金額を分散させていた人ほど、遅延案件の状況を管理するのにとても苦労しているのではないかと思っています。  ソーシャルレンディングmaneoでは、遅延案件の状況報告がメールでありますが、マイページ上では、投資した案件の情報が時系列でしか表示されておらず、遅延案件だけを一覧表示したり、回収状況を整理することができません。  これって、回収状況を分かりやすく提示することを避けているとしか思えません。  当方でも何件か遅延となり、資金回収が滞っているものがありますが、現時点でどれくらい未回収があるのか、それを定期的にチェックするのに難儀しています。  仕方がないので、遅延案件になったもののリスト化を手動でエクセル管理しており、毎月回収状況に動きがあれば1件1件その状況を確かめ、エクセルに反映して管理しています…  他の皆さんはどのように管理しているのでしょうか?  特段、管理していない?もしくは遅延案件となってしまったものは1~2件しかないので管理に手間がかからない状…

続きを読む

ダイナミックプライシング:Web と電子ペーパーを用いたダイナミックプライシングの取り組み

 IoTサービスを提供する株式会社Momoと農業の6次産業化を推進する日本農業株式会社は、六次産業×IoT の実証実験をおこなったというニュースリリースがありました。  この実験には2つの目的があったとのことで、一つ目が「Web と電子ペーパーを用いたダイナミックプライシング」、二つ目が「最終消費者と生産者」です。  ここでは一つ目の「Web と電子ペーパーを用いたダイナミックプライシング」に着目したい。  記事に合った内容は下記の通り。 === MomoのIoTで店舗がメディアになる―株式会社Momo と日本農業が六次産業向けIoT ソリューションの実証実験を開始― 配信:株式会社Momo 2019年6月20日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000045691.html Web と電子ペーパーを用いたダイナミックプライシングの取り組みではMomo の開発したプラットフォーム "Pallete IoT" を使用し、通信量のかからないLPWA(省電力広域無線技術)を利用することで、従来のシステムに比べ比較的安価に提供することができる。 このシステムでは、あらかじめ時間毎の自動値引き設定が可能となり、人手がかからず店員が接客に集中出来、セール時の一斉値下げの対応は容易に可能である。 また、集計した値引きデータ、売上データをクラウドに蓄積し、分析することで、将来的には最適な値引き率を…

続きを読む

誰が遅延案件を扱ったのが知りたい~ソーシャルレンディングmaneoの案件担当者一覧~

 ソーシャルレンディングmaneoでは、2019年6月20日現在【延滞中】というステータスの融資案件が、案件数 27件 / 件数 465件 / 金額 6,677,887,869円と、かなりの件数、かつ金額に上っています。  これら遅延が発生した案件には、その案件を組成した担当者がいるわけで、その担当者が誰なのかを知りたいところです。実際、遅延案件ばかり組成する担当者の案件は、投資したくないですから。  現状、maneoのWebサイトでは、遅延発生案件のリストがあり、各案件ごとにページを見ていけば、誰が担当者なのかが分かります。  しかし、これだけ遅延案件があると、誰がどれだけ遅延案件を組成したかを調べるだけでも一苦労です。というか、そもそもどれくらいの案件担当者がいるのか…それすら不明…  そう思っていたら、実は、ソーシャルレンディングmaneoの案件担当者一覧なるページがありました。これで少なくとも、どのような人が何名くらいで案件組成を担当しているかが分かります。 https://www.maneo.jp/apl/fund/officerlist  このページを見てみると、案件担当者が合計で20名いるとあります。そして、ニックネームと担当案件数、および貸付金額累計が記載されているではありませんか。  なるほど。このページを参考に、どのような担当者が組成した案件なのかも、投資をする際の判断材料になりそうです。  た…

続きを読む

長野県「ときどきナガノ2019」を通じてIT人材を求める

 長野県は、クリエイティブなあなたの「仕事場」になりたい、として「ときどきナガノ2019」なる募集を始めています。  なんだそりゃ?  と思いましたが、移住促進政策の一環なのでしょうか…。しかも過去にも同じ施策を実施しているようです…好評なんですかね。  都内在住のIT人材などに、長野県に来て仕事をしてもらい、また宿泊してもらい、それをきっかけに長野県っていいなと感じてもらう、さらには移住してもらうことを企図した施策でしょう。  具体的には、県外のIT人材が長野県を訪れて、仕事をして、さらに県内で宿泊する場合に、来県1回あたり1万円を上限に補助金を出すというもの。募集人員は20名程度。  ちなみに、IT人材とは、地方での暮らしや仕事に関心があるIT関連の事業(フリーランス、個人事業主、会社勤務、会社経営者等問わない)に携わる個人を対象としています。  長野県の同施策のWebサイトを見ているとなかなか面白い施策に見えてきました。珍しい取組…  でもいくつか疑問も浮かびます。 (1)これで本当に移住促進策としての成果が見込めるのか?  冒頭で申し上げたように、この長野県の施策は移住促進策なのでしょう。たぶんそうなのかも。でも実施主体課室が長野県産業労働部 創業・サービス産業振興室であることから、移住促進策ではないのか!?産業振興策なのか?  まあ、IT系の仕事であれば、比較的、場所に依存しない働き方ができるので、移住しやす…

続きを読む

給料の前払い需要がアルバイトで多い?

 昨日、“スマホ使って給料前払い”が広がっているというニュース記事がありました。  具体的な記事は下記のとおりです。 === “スマホ使って給料前払い”広がる アルバイト確保に効果 配信:NHK 2019年6月17日 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190617/k10011954891000.html スマートフォンを活用して給料を前払いで受け取れるサービスが広がっています。アルバイトを集めやすくなることが背景ですが、従業員に手数料がかかる場合があるため、金融庁は利用のしかたには注意も必要だとしています。 ===  人手不足が深刻化する昨今、給料の前払いをすることで、アルバイトが集めやすくなるということに少しびっくりしています。  そもそも、適正に給料を支払えない会社が増えているのかしら?だから働く前にもらっておくという行動になるのかしら…それともすぐにでも現金が必要な人々が増えているということかしら?  学生アルバイトを考えてみると、その中には確かに具体的な目的のための金銭の必要性から、アルバイトを始めるという思考はありそうです。例えば、旅行に行きたい、趣味の自転車が欲しいとか…それをすぐにでも購入するために、初めに給料をもらって、あとで返済をすると…  このような給料の前払いをあらためて考えてみると、これはある種の負債を抱えるということであり、一定数の割合でその負債を解消できない人…

続きを読む

なぜFUNDINNOは、当該Webサイトで投資をした投資家の話を伝えるのか。

 ここ最近、FUNDINNOの会員向けに、メールマガジン的に当該Webサイトで投資をした投資家の話を紹介している。  今までそんなことしていなかったのに、なぜそうした取り組みを始めたのかしら…  例えば、先日は、「FUNDINNO歴2年、38歳男性投資家様が語る“ポートフォリオ論”」として、先日メールで紹介がなされていた。  形式は一問一答であり、主たる質問と回答はとして次の2点を紹介している。 〇FUNDINNOでも分散投資したきっかけとは? 〇ポートフォリオを組むとしても、情報収集が必要かと思います。どのように情報を集めていますか?  個別の投資家の回答は、別に、それはそれでよいのですが、なぜFUNDINNOがそのような情報発信を始めたのか、そちらの方が気になります。  普通に考えれば、より多くの当該Webサイトに登録する投資家を増やし、また既存の登録者(投資家)をアクティブにさせて、投資案件が組成された際に、より多くのお金を集められるようにするためと考えられます。  一方で、まだFUNDINNOはサービスインしてから数年のサービスであり、投資対象が上場を果たした等の明確なアウトプットがない状況。  多くの投資家からすれば、FUNDINNOで投資すればリターンが得られるという実績が求められていますが、まだまだリターンが出る案件がないため苦肉の策として、当該Webサイトで投資をした投資家の話を紹介しているのでしょう。 …

続きを読む

ダイナミックプライシング:ライヴエンタテインメント分野でもダイナミックにプライシング

 ダイナミックプライシングという言葉をちらほら見かける昨今、スポーツイベント系だけではなく、ライブエンタテイメント系でも適用が始まろうとしています。  その兆しとして、エイベックスと三井物産がダイナミックプライシング事業で業務提携というニュースがありました。 === エイベックスと三井物産がダイナミックプライシング事業で業務提携 ライヴエンタテインメント分野での導入を促進 プレスリリース: エイベックス・エンタテインメント株式会社 2019.06.12 エイベックス・エンタテインメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒岩克巳、以下:AEI)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安永竜夫、以下:三井物産)の子会社で、需要と供給の状況に応じてチケットの価格を変動させるダイナミックプライシング事業を行うダイナミックプラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平田英人、以下:ダイナミックプラス)の株式の一部を三井物産より譲受し、ダイナミックプラスを通じて音楽・コンサート等のライヴエンタテインメント分野におけるダイナミックプライシングの導入に向けた提携に合意しました。 ===  エイベックスは、音楽・コンサート等のライヴエンタテインメント分野におけるダイナミックプライシングの導入に向けて、ダイナミックプラス株式会社の技術を使う模様です。  そのための布石として、同社の株式の一部を譲り受け、かつ両者の提携に合意し…

続きを読む

【日本の統計2019書籍】出版の戦略。書籍の出版点数と平均定価(総務省統計局 日本の統計2019)

 総務省統計局が毎年公表している「日本の統計」。このブログでは、「日本の統計2016」及び「日本の統計2017」を使って、書籍の出版点数と平均定価の観点から、出版の戦略について考察しました。 【日本の統計2016/書籍】出版の戦略。書籍の出版点数と平均定価(総務省統計局 日本の統計2016) http://cafework.seesaa.net/article/434847074.html?1560296187 日本の統計2017/書籍:書籍の出版点数と平均定価から見る出版戦略分析をフォロー(2016年に続き)。(総務省統計局 日本の統計2017) http://cafework.seesaa.net/article/449030079.html?1560296168  それから「日本の統計2018」が公表されたときには一度お休みして、「日本の統計2019」については再度、書籍の出版点数と平均定価の観点から、データをグラフ化してみました。  定期的にデータを見てみるのは、自分の認識の再確認もできるし、あらためて世の中の動向を知ることができて楽しいですね。  さて、今回も、新刊書籍出版点数(点)と 新刊書籍平均定価(円)を整理してみます。対象は平成24年から平成29年としてみました。 新刊書籍出版点数(点)と新刊書籍平均定価(円)の時系列変化  平成24年から平成29年までの年間の新刊書籍出版点数(点)について、総数をグラフ化してみました。 …

続きを読む

ソーシャルレンディングFundsで再募集~再募集が発生する理由は…

 先日の2019年6月6日に融資案件の投資申し込みである「リースバック事業「あんばい」ファンド#1」において、再募集がかかることとなったとお知らせがあった。  どうして再募集なの?なんか案件事態に問題でもあったの?連絡があった時には、一瞬、そう思ってしまいました。  しかし、融資案件の再募集が発生する理由には、ソーシャルレンディングFundsならではの理由がありました。 デポジット口座に残高がなくても投資申込ができる仕組み  というのも、個人的にはなんか面白いね、と思うのですが、ソーシャルレンディングFundsでは、Fundsのデポジット口座に残高がなくても投資申込が行え、後から入金さえすれば投資ができるという仕組みになっているからです。  つまり、融資案件の募集がかかった場合、自分の口座にお金が入っていなくても、まずは応募することができるという仕組みであり、この仕組みが、行き過ぎたクリック競争(募集開始から数秒以内に募集が締め切られる)に一役買っていると思われます。  そんなことから、先日募集のあった「リースバック事業「あんばい」ファンド#1」では、約2,000万円もの再募集が発生することになったようです。  なお、再募集のタイミングは、2019年6月12日(水)0時過ぎ頃とのこと。  ちなみに、再募集の時間が【0時過ぎ】というのも不思議。真夜中ですか… 行き過ぎたクリック競争への対応策を検討するFunds  上記の再募…

続きを読む

統計データの分析視点を身に着けられる実に良い書籍である「なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日…

是非、多くの人に読んでほしい「なぜ、男子は突然、草食化したのか」  2019年5月に刊行された書籍である「なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化」は、実に良い書籍であり、社会調査等の各種調査やビジネス企画等をする人には、ぜひ一度読んでほしいと思う逸品である。 === なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化 単行本(ソフトカバー) 2019/5/22 本川 裕 (著) ===  そのタイトルが「なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化」であることから、“男性の草食化”に特化した書籍と思われがちであるが、“草食化”については、本書籍のいちトピックに過ぎない。もちろん、いちトピックではあるが、“草食化”をトピックにした統計分析もとてもハッとさせられるものである。  上記の“草食化”以外にも、統計データを扱って様々な視点から、世の中の思い込みを「本当に正しいのか?」という姿勢で分析・解釈しており、ワイドショーの下手なコメンテータより、かなり親近感と納得感が得られる内容である。  参考までに、扱っているとっぴくの一例を下記に。 === ・男子の草食化 ・日本の女子高生が楽しそうなのはどうして? ・県民の「のんき度」 ・日本の通信費が世界一高い? ・日本の女性はどんどんキレイになっている? ・世界一の高齢化率が引き起こす事態 ・日本人はいつから貯蓄を…

続きを読む

ワイヤレスイヤホンを付ける人増加!!街の困った人たち

 最近、本当にワイヤレスイヤホンが流行っていますね。アップルでも標準搭載?したころもあり、白いスタイリッシュなワイヤレスイヤホンを両耳に着けて、さっそうと通勤・通学する人も良く見かけます。  音楽を聴くのも、またそれで電話するのもできてします。  その中で、ワイヤレスイヤホンを付けた人の困った行動に困惑している人が多いのではないかと思いこの記事を書いています。  以下、困惑するワイヤレスイヤホン人材の行動3つ。 ワイヤレスイヤホンを付けて歩きながら電話する人の不気味さ  ワイヤレスイヤホンを付けることで、スマートフォンを耳に当てることなく、手で持ったまま、電話相手と通話することができます。 スマートフォンに耳を当てなくてもいいので、耳が痛くならないとか、不自然な格好で手がつかれない等、ワイヤレスイヤホンを付けている人にはメリットがあるのでしょう。  でもその一方で、夜の帰宅の際、少し暗がりで、ワイヤレスイヤホンを付けて通話しながら歩いている人がちらほらいるのですが、ちょっと怖いです…  ぶつぶつ、ぶつぶつ…  独り言を言うように歩いている方を見かけると、ちょっとした不審者に見えます。  スマートフォンを耳に当てているならば、「あ~電話しているのね…」となんとなく安心できますが、普通に歩いているように見えつつ、ブツブツとしゃべているのはやはり怖いですよ… ワイヤレスイヤホンを付けて話をすると、自分の声の大きさに気づかない。…

続きを読む

ダイナミックプライシング:引越サービスにも価格変動!?ダイナミックとはいいがたいが、それでも…

新たな業界でダイナミックプライシング導入!?  ニュース記事を見ていたら、新たな業界でダイナミックプライシング導入をにおわす説明書きがあった。  どれどれ。  何やら、引越業界で、ダイナミックに契約価格を変える仕組みをサカイ引越センターが導入したというニュースである。  引越屋さんですか…なかなか面白そうな内容であるので記事を読んでみた。 === 繁閑に応じ料金変動、サカイ引越が新契約システム https://www.logi-today.com/343643 配信:LogisticsToday 2019年6月3日 (月) サカイ引越センターは1日朝8時、ダイナミックプライシングを取り入れたインターネット契約システム「ササッと予約」による引越契約サービスの提供を開始した。 このシステムは、スマートフォンやパソコンを使って24時間いつでも引越契約が可能なサービスで、電話や訪問見積りが必要なく、「見積りの時間がとれない」という多忙な利用者が契約しやすい環境を作った。 ===  記事を読んでみると、スマートフォンやパソコンを使って24時間いつでも引越契約ができるサービスをサカイ引越センターが始めたということらしい。  なるほど。ちなみに、どこにダイナミックプライシングの仕組みが入っているのかしら…  さらに記事を読んでみる。 === 料金は季節や曜日、時間帯、混雑状況などによって変動し、事前に価格を確認した上で、契約…

続きを読む

ソーシャルレンディングという新しい融資のカタチ?

 昨年から続くソーシャルレンディングmaneoの遅延発生問題。一時期のように連日のように遅延発生のお知らせが届く状況ではなくなってきましたが、それでもぽつりぽつりと、遅延発生のお知らせが届きます。  またか…  つい先日の5月末にもメール連絡がありました…  何とかならんものかと考えているところで、そもそもソーシャルレンディングとは、本当に新しい融資の在り方なのか疑問に思えてきました。 貸し手の選定は我が国ソーシャルレンディングでは昔の融資と何ら変わらない  現在の我が国のソーシャルレンディングをあらためて見てみると、融資先となる企業発掘の方法は、従来とは何ら変わっていないという実態に気づきます。  ソーシャルレンディングmaneoであれば、各案件ごとに、案件担当者の目利きによって「ここに融資しても良いだろう」という判断がなされます。  つまりは昔ながらの手法で、案件担当者がゴリゴリと案件を仕立てる仕組みです。  これって何ら昔と変わらないじゃないですか…  さらに、銀行からの融資が受けにくい、そんな中小企業向けに融資案件を仕立てるのであるから、それは返済遅延、デフォルトのリスクが高くなって当然かもしれません。  maneoに限って言えば、平成29~30年度、つまり2017年~2018年に仕立てられた融資案件はヒドイ。遅延がかなり発生している… 〇ソーシャルレンディングmaneoの事業拡大と遅延案件発生タイミングの関…

続きを読む

そのあおり文句は“バスト計測わずか5秒”。セルフ採寸とAIを活用したタブレット接客

 ワコール原宿店では、3Dスキャナーによるセルフ採寸とAI(人工知能)を活用したタブレット接客が話題になっているそうな…  そのあおり文句は“バスト計測わずか5秒”とのこと。  このあおり文句に正にあおられて、ニュース記事を読んでみた。 === バスト計測わずか5秒!ワコール原宿店の衝撃 配信:2019/6/2 東京・表参道と明治通りの交差点に立つ東急プラザ表参道原宿の4階。ブラジャーやランジェリーが壁面に陳列された店舗の奥に3つの小さな個室が並ぶ。その室内に設置されているのが、カメラを内蔵した採寸用の3Dボディースキャナー。店内中央にある大きなソファの周りには、客が自由に利用できるiPadが8台用意されている。 (出所)東洋経済オンライン === 5秒で全身の採寸に、服を脱ぐ時間は含まれない  目玉である、3Dスキャナーによるセルフ採寸とAI(人工知能)を活用したタブレット接客ですが、実際にバスト計測をしてもらうためには、“個室内で下着のみを着用した状態”にならないといけないらしい。  その状態で、“スキャナーの内側に立つと、5秒で全身の採寸”というのが実態。  ある意味、採寸5秒というのは正しいけど、そもそも個室で服を脱ぐのが面倒だし、そこに5秒以上かかるじゃん…  技術的に難しいのは分かるけど、可能であれば、服の上から採寸できるような仕組みでないとなかなか浸透しないのではないかしら。 少しわがままな要望ですが、そ…

続きを読む

自分の居る場所を見せたい時もあるし見せたくない時もあるそんなニーズにこたえる「Zenly」

 スマホネイティブといわれる若者の独特な視点が分かる面白い記事を読んだ。その記事は「位置情報全見せアプリ「Zenly」が急成長 若者が夢中になる理由」という記事だ。  自分の知り合いが今どこにいるのか、地図上で24時間確認できるアプリ「Zenly(ゼンリー)」に関する記事である。 === 位置情報全見せアプリ「Zenly」が急成長 若者が夢中になる理由 配信:2019年05月22日 https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/watch/00013/00411/ 通信環境と端末の進化によって、SNSは文字から画像、動画をシェアするツールに変化した。動画時代を謳歌する10代はさらに新たなコンテンツを共有している。それが位置情報だ。常に相手とつながり続けることに抵抗はないのか。垣間見えたのは「今どこ?」の連絡すら面倒と感じる若者の心理だった。 ===  同アプリは、2019年5月21日現在、Android版のダウンロード数は500万を突破。App Storeでもソーシャルネットワーキング部門のランキングで第2位につけている代物。  この手のアプリは、一昔前、彼氏が彼女の、もしくは彼女が彼氏の居場所を常に特定するアプリの類として、ネガティブな意味でもありあがったものに似ている。  しかしながら、この記事を読むと何やらスマホネイティブならではのポジティブな捉えかたで好意的に使われているものらしい。 …

続きを読む