ソーシャルレンディングmaneoの「取締役及び監査役選任に関するお知らせ」について

 2019年9月25日付で、ソーシャルレンディングmaneoからお知らせがなされました。  株主総会・取締役会において、新たな取締役と監査役を選任したのとことです。  下記が新たな役員です。 ===== 2019年9月25日開催の株主総会及び同日開催の取締役会におきまして、 以下のとおり取締役及び監査役を選任いたしましたので、お知らせいたします。 代表取締役   佐藤 友彦 取締役     藤澤 信義 取締役     藤原 治 取締役     塩澤 卓也 取締役     安達 義夫 取締役     高橋 正浩 監査役     菊池 正光 監査役(社外) 舩津 雅弘 新体制のもと一層の経営管理態勢の強化を推進するとともに、投資家の皆様の信頼回復に向け、 社員一丸となり業務改善の諸施策の遂行に専心努力する所存でございます。 今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。 2019年9月25日 maneoマーケット株式会社 =====  昨年頃から頻発する融資案件の遅延発生、また融資案件組成に関する投資家の信頼失墜が背景にあり、それを立て直すために新たな役員を立てたということでしょう。  今後、新体制のもとで経営管理体制の強化を推進するとのことですが、既に棄損してしまった投資家の信頼回復に向けて、どのような施策を進めていくのか。投資家の立場からは、その施策に注目されるところです。  ある…

続きを読む

ソーシャルレンディングmaneoからのお知らせ:経営改善委員会の終了&資本構成の変更および新たな役員の選任

 本日、2019年9月17日付で、ソーシャルレンディングmaneoから2つのお知らせが届きました。 ・経営改善委員会の終了 ・資本構成の変更および新たな役員の選任 の2つです。  経営改善委員会は、平成30年12月3日に設置したものであり、平成30年7月13日に業務改善命令を受けたことを受けて、設置された時限的な組織でした。  この経営改善委員会をこのタイミングで解散として、そして新たな体制に移行するとして、資本構成の変更および新たな役員の選任がなされたのです。  直近、ソーシャルレンディングmaneoでは、新規の融資案件の募集等を停止しており、その動向が気がかりであったところです。 #毎日のように新規案件組成のお知らせが届いていた日々が懐かしいですが・・・  少なくとも、ソーシャルレンディングmaneoの前代表瀧本憲治氏が保有する当社株式持分の全てをNLHD株式会社という会社に売却し、同社及びその関連会社が主導して、業務改善・投資家保護推進を進めていくということです。  また新たな役員として、4名の方が経営に参画する模様です。その経歴も、ニュースリリースに掲示されていますが、色々と経験豊富な方々のようです。 #その実態はよくわかりませんが…  いずれにしても、資本構成が変わり、経営陣も新しくなり、今後、ソーシャルレンディングmaneoがどのように生まれ変わるのかが注目されます。  少なくとも、既存の投資家にと…

続きを読む

ダイナミックプライシング:新技術導入とともに制度の対応も必要ということか…

 ダイナミックプライシングは、テクノロジーの進化とともに様々な業界に導入されようとしていますね。  特に、もともと料金の季節変動等があった航空業界では、さらなる需給状況を反映した、ダイナミックプライシングによる変動型運賃の導入を予定しています。  そう。来春にも導入されるのです。  仕組みとしては、ダイナミックに価格が変動できますが、制度としては、新たな対応が必要となるのです。  例えば、どのような対応なのか? (1)取消料規定  ダイナミックプライシングの導入を控え、予約開始時期がどんどん早まっているのが実態です。  例えば、NHが355日前、JLが330日前と予約開始日を大幅に前倒し、さらに航空券自体の発券期限も早期化しています。  その中で課題は、標準旅行業約款の取消料規定では、「旅行開始日の20日前以降でなければ旅行者から取消料を収受できないこと」、「21日前以前の契約解除における取消手数料は旅行会社の負担となること」といわれているようです。  これに対して、ダイナミックプライシングの導入の前提として、日本旅行業協会は、全国旅行業協会と共同で、新たな個別認可約款「国内募集型IIT約款」を作成しています。  これは、上記のような、取消手数料は旅行会社の負担が過度にならないようにするためとしており、観光庁への個別申請を行い、認可される見通しとのこと。  つまり、早期に予約が可能になり、かつ需給状況に応じて料金…

続きを読む