ソーシャルレンディングFundsが経済産業省の取組に協力する理由
先日の水曜日(つまり2020年2月12日)に、ソーシャルレンディングのFundsでは次のようなプレスリリースを出しています。
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貸付投資「Funds」、経済産業省が主催する「J-Startup」に民間サポーターとして参画〜ポストIPO企業との連携強化を図る〜
https://funds.jp/blog/detail/57
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このプレスリリースの中身は何かというと、経済産業省の企業支援施策の一環として有識者が発掘・選定した将来有望なスタートアップ企業に対し、Fundsは、民間サポーターという立ち位置から、いち早くアプローチをかけて、Fundsでのファンド組成機会を提供しようというものです。
つまり、ファンド組成が出来る有望企業を囲い込もうと、青田買いしようとしているのですね。
もちろんFundsの場合、ファンド組成機会を提供する対象企業はどのようなスタートアップ企業でも良いわけではありませんが…。Funds自身も言っているように、ポストIPO企業、つまりスタートアップ企業から上場を果たす企業を対象を狙っているのですから。
ただ賢い点は、ファンド組成が出来る有望企業の探索には非常に多くの労力・費用が掛かるものですので、経済産業省の企業支援施策といった政府の取組に相乗りすることで、自社単独で行うよりはるかにスピーディーかつ低コストに、有望企業探索を実現しようとしていることです。
経済産業省等の中央省庁が集める有識者には、結構な人脈・知…