4月から自動配送ロボットの公道走行が可能になる

経済産業省は、4月から自動配送ロボットの公道走行が可能になるのを前に、配送ロボットのデモンストレーションを披露するイベントを開催したとの報道があった。 経済産業省とロボットデリバリー協会が開催して、自動車のホンダなど計8事業者が参加してPRしたとされている。 2023/3/27 12:06 自動配送ロボットのデモ披露 4月から公道走行可能に https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202303/0016184937.shtml   この背景には、日本の物流の2024年問題があるのであろう。2024年問題とは、働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、 自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題のこと。 自動配送ロボットを使って、少しでも自動車運転業務に従事する人の労働時間を削減しようということなのかもしれない。こうした取組を含めて、ここ数年、物流問題に注目が集まっており、政府を中心に様々な対応が進められようとしている。 実際、我々の普段の生活でも、ここ数年物流の品質が落ちていることを感じている人もいるのではないか。荷物を発送したのに、届くのに時間がかかる、ものがどこかに行ってしまった…等々。#そりゃ政府も躍起になるわな… それらの要因の多くは、自動車運転業務に従事する人の不足、配送すべき荷物の急激な増加によるもの。 知り合いの…

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国家公務員の週休3日は、長時間労働解消の決め手になるのか?

人事院の研究会なるものが、希望する全ての職員に週休3日制を取得できるようにすべき、との提言を出したとのニュース記事を閲覧した。 国家公務員「週休3日制」を提言 人事院研究会 2023年3月27日 16時36分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230327/k10014021171000.html これを見て???となる人は多いのではないか? 長時間労働を解消する手段が「週休3日制」なの?とね。 そもそもなぜ長時間労働が発生するのかを考えると、普通は、業務量に対して人員が少ないから、という要因が挙げられます。 その他にも、普通に考えれば、無駄な作業が多いから、突然発生する仕事が多いから等、もっと納得感のある要因はいくらでも出てきます。 それらの要因を解消する手段として「週休3日制」を提示する研究会とはどのようなものなのだろうか? 既存の仕事量を減らさず、お休みの日を増やすということは、それだけ1日当たりの作業量が増加するということ。つまり、一層の長時間労働が発生するというように考えられるのでは? こう考える方が普通だと思うのですが…   このニュース記事が、下手に切り抜きしたもので、本当のところのロジック(「週休3日制」の導入→長時間労働解消)がカットされているということなのか?メディアが悪い? それとも、研究会で本当のところのロジックが本当になくて、思い付きで「週休3…

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