能力主義がもたらす“お受験社会”の問題点とは? 今、考えるべきこと

久々に飯田橋にきた。ゴールデンウィークの最終日の日曜日。比較的空いているカフェで作業を着々と進める午前中。 気になることが一つ。やたらと黒一色にまとめた夫婦2人の正装姿。そして、これまた正装姿の小さな子供1人。こうした様子の親子が両手を超える数だけ駅周辺を彷徨っている。 何かあるのではないか。お受験なのか?しかし、お受験シーズンとは違うよな・・・お受験用の塾の入塾試験がある?とか・・・とにかく、その姿に違和感を感じてしまった。物々しいなとね。 世の中は、能力主義が浸透している。良い小学校、中学校、高校、大学、そして企業と全てコンプリートして初めて可能性が広がる、という考えに基づいているのであろうか。 しかし能力主義を文字通り受け取れば、能力さえあれば、別に良い学校に行かなくても成功できるのではないかとも思う。そもそも能力とは何に対する能力なのか? 受験勉強のための能力?この能力は確かに存在し、やたら受験に強い人は存在する。でも、最終的には社会に出た時にいかに稼げるか、いかに社会的に重要な仕事をこなせるかが重要であると考えると、必ずしもお受験から始まる良い学校は効果的な手段ではない?とも思われる。 確かに、良い学校であれば、良い友人、良い経験機会を獲得できるチャンスは相応にあるであろうが、それは学校を通じて直接的に伸ばす能力の付帯的な物でしかない。 人口減少、グローバル社会、テクノロジーの飛躍的進化など、目まぐるしく変革が進む今の世界において、従来から続…

続きを読む

能力主義、成果の平等主義、機会の平等主義から考える教育の無償化

能力主義という言葉がある。色々な意味で使われる言葉であるが、ここでは社会・経済的に成功した場合、それはその人の能力や努力によるものであるという考え方と整理しておこう。 もちろん、世の中には偶然や幸運、他者の協力・支援など、その人の能力や努力によらない要因により成功に至ったケースも多々存在する。しかし、総じて世の中全体を考えた場合、成功はその人の能力や努力の賜物と考える考え方である。 この能力主義を是と考えた場合、次に問題となるのは、努力できる環境や、能力獲得の機会が平等であるのかどうか、という点である。 しばしば、大学に入学できる学生というのは、親が高学歴、高収入であり、子供の能力や努力は、親の力で底上げされている、そこが問題だ、機会が平等ではないという批判がある。小さな頃から、有益な学習塾に通えたり、知識のある大人に指導を受けられる環境が、高学歴・高収入の両親から授けてもらえるのはずるいという考え方。 その発想の延長線上に、大学までの教育無償化の議論があるのであろう。高学歴・高収入の世帯だけが良い大学・良い教育機会を得られるのはおかし。やる気さえあれば、どのような家庭の子供でも大学までは受けられるのが良いと。 少なくとも、教育にお金がかかるという障壁をなくせば、機会の平等に近づくという考え方である。ところで、こうした教育の無償化という施策は、悪くはないが、別の問題を発生させる恐れもあると感じている。 教育も含め、サービスというものは、無償になると利用者が増…

続きを読む

ちょっとした点を改善するともっと生活が楽になる、苦痛から解放される

ちょっと工夫するだけで、大きく改善が図れるのではないかと思うことを書き出してみた。 以下に、普段の生活の中で気ついた10点を記載。 ・様々な機器の配線の場所をちょっと変えるだけで、使い勝手が格段に上がる ・椅子の高さ、背もたれの角度、これがちょっとだけ変わるだけで、席での作業が格段に上がる ・靴のサイズ、もう少し言うと、靴の幅の大きさがもう少し広いと歩きやすいものになる ・電車の乗り継ぎの時間間隔、もう少し長く、もしくは短いと、乗り継ぎの待ち時間のストレスが激減する ・Webブラウザのページ切り替わり、ページの切替のスムーズさ、滑らかな変化が実現すれば、違和感なく閲覧できる ・お店の券売機。メニューの並び、ボタンの並びを、もっと人間の認知力や判断、直感的な操作性を反映したものであると、短時間に券を買えるようになる ・街中の女性の歩き方。もう少し周囲の人の歩行の流れを加味した速度、歩行ルートとなれば、人の流れがスムーズになる、周囲をもっと見て、親和性のある振る舞いが大事 ・電車の自動改札。ICカードをかざしてチャージ金額などが確認できる表示があるが、もう少しタッチするときの人の目線と画面が自然とマッチするようになると、自ずとチャージ金額情報が頭に入ってくる ・カフェの注文カウンター。一つ一つ注文を受けてから商品準備を始めるが、レジ対応と製品準備を複数人で分担すればもっとスムーズに客を捌けるのでは?そもそも商品を作る工数が多すぎる商品が多くない? ・そもそもお店の…

続きを読む

公衆トイレの使い放題という社会サービス、待ち時間を減らすためには?

サブスクビジネスが一時ものすごい取りざたされた。定額料金を払えば、使い放題という形態のサービスである。こうしたビジネスがはやった一方で、そもそも有料ではないが、使い放題の社会サービスは各所にあることにも気が付く。 例えば、公衆トイレ。公共サービスとして、公園や各種施設などに設置されている。 このようなトイレも、使い放題という形態でもあり、行列が出来て並ばないと入れないと言ったシーンも散見する。イベント開催時や、多くの人出がある時など。 その時に、使用時間を気にせず、呑気にトイレを使う人がいる。自分の後ろに多数の人が並んで順番待ちをしている状況であっても、急ぐことなく、やたらと時間をかける人。 そこは個人のモラルの問題となっている感がある。周囲に気配りが出来る人は、後ろに並んでいる多数の人たちを気遣い、必要最小限の時間でトイレなどを利用する。終われば速やかに退出する。 一方の、モラル的にどうなの?という人は、本当にマイペースで、後ろに並んでいる人を気遣うという考えがない。そもそも他者のことを、状況を認識することができないのかもしれない。 社会には本当に多様な人がいる。全ての人に、気遣いを求めるのも倫理的には必要であるが、現実的には無理な話。でも社会的にはそれで多くのコストが発生し、一人一人が可視化されないが我慢を強いられる。 こうした待ち時間を減少させるためには、仕組みが必要であろう。トイレの待ち時間を減らすために、どのような仕組みがあり得るのか。 …

続きを読む

直近で日本企業の株価が上がっている。これは一時的なことなのか?

バブル期以降の期間で、株価の最高値を更新というニュースがあったやに思う。確かに、自分が保有している日本株についても、軒並み価格が高くなっている。 何が起きたのか?何か株高になるような出来事や企業業績の躍進など、日本市場全般に渡り、良い傾向が見られることの現れなのか。 世の中の企業活動を見ていると、人口減少、高齢化、戦争等による原材料の高騰、経済安全保障関連の制限による物価高など、様々なニュースを見て、それほど日本市場の地力は良くない、もしくは将来危惧される状況にあるようにも思う。 だからこそ、多くお企業でDXといったキーワードを掲げ、組織改革、事業改革、イノベーションなどを積極的に推進しているのではないのか。 その成果としての株高というわけではないであろう。現状、足元でDXなるモノの取り組みは、多くの場合、緒についたばかり。成果が現れるのはもっと先であろう。むしろその改革の為に、今は痛みが伴うフェーズなのではないかと思っている。 話は戻るが、そのような日本市場において、なぜ直近で株価が高まっているのか、七日連続の高騰、かつバブル期以降の高値更新。 日本の問題というよりは、米国市場の減速が先行して進んでいることから、相対的に日本の市場が買われているということなのだろうか。 とするならば、米国の市場減速の流れは、今後、日本にも遅れて連動するようになるのではないかと想定される。今の株高でウキウキしていると、そのうち大きく下がるタイミングが近々あるのかもしれな…

続きを読む

アサリが減ったのは海が綺麗になり過ぎたから。人間の世界も同じように考えられるのか?

ニュース記事として、愛知県のとある地域では、アサリの収量が年々減少している話があった。 近年、海をきれいにする活動が進み、結果として、きれいになりすぎた海であるが故に、アサリに必要なプランクトンが減少。結果としてアサリが減少したという説明である。 なるほど。きれいという評価軸は達成できている。その意味で環境保全活動としては大成功である。しかしながら、アサリの収量を増やすという意味では、大失敗ということなのであろう。 この話、学ぶべき点も多いのではないか。 現在、様々な会社でコンプライアンスや働き方改革など、一つの好ましい状態に向けて様々な施策が推進されている。 残業時間の上限を年々引き下げたり。労務管理を厳格化するために、日々細かい業務時間を一人一人に記録させたり。強制的に、連続休暇を取得させる指示を行ったり。 健康的な働き方の実現、適切なコンプライアンスの実現に向けて、企業は突っ走っている。これは一つの企業の姿であるが、本当にそれだけで良いのか? 日本社会は成熟を迎え、また人口減少局面に突入し、企業業績も右肩上がりとはいかなくなってきている。その中で、上記のような働き方や企業のルール化で果たして、企業は生き残っていけるのであろうか。 働き方改革も重要であるが、その施策や評価軸があまりにも画一的かつ一面的であり、それに沿った施策は成功するもしれないが、企業としての本来の姿である利益を上げることは大失敗すると言った姿も目に浮かぶ。 あたか…

続きを読む

自分の行動や成果を変える商品・サービスを選ぶことが何より大切

ここ数年の間に購入した商品・サービス。これらで自分の行動パターンが大きく変わった。 ・象印のマウボトル ・Ankerのワイヤレスイヤホン ・AppleのiPad ・iPad用の携帯キーボード ・自宅用のマッサージガン ・糠漬け用の容器 ・Googleコラボ ・英語リスニング用のスマホアプリ ・YouTube ・Netflix ・notionによる行動記録 例えば、象印のマイボトル。これでかなりの費用圧縮ができた。というのも、1日に5本以上のペットボトル飲料を消費する習慣があったのだが、マイボトルを使い、自宅でお茶を入れて持ち歩く、なくなったらオフィスの給湯室で補充することで、ペットボトル飲料を購入する機会が激減。それだけで一日千円以上のコストカットに繋がった。 Ankerのワイヤレスイヤホンと英語リスニング用のスマホアプリ。これらを導入することで、通勤途中、散歩の途中、それからランニングの途中などで、英語を勉強することができるようになった。毎日数回のリスニングトレーニングを無理なく実践できるようになった。 iPadと携帯用キーボードを導入したことで、いつでもどこでもアイデアを思いついた時に文章を作成することができるようになった。従来、ノートPCを持ち歩いて、それで作業をしていた。ただ、ノートPCは重いが故に、持ち歩くのはやめよう・・・結果としてアイデアをすぐに文章化する機会を逸していた。ちなみに、携帯用キーボードも重要。ソフトキーボードではこ…

続きを読む

スマホをいじる若者たちの、実は意味ある時間の使い方とは?

晴れた祝日の午後、新宿のとあるカフェには、20代の若者の姿が多い。みな一様に机に向かってスマートフォンをいじっている。お休みの1日をどのように過ごすか考えているのであろうか。 かくいう私も、カフェで1人作業をしている。夕方から新宿での会食を控えているから、わざわざ新宿に少し早めに到着し、カフェで空き時間に作業を行っているのである。 そのほかの若者もそのような感じなのか?無意にスマートフォンをいじっているのではなく、この後の予定にあわせて時間調整、また予定に向けた準備を行なっているのであろうか? 喫茶店の使い方が大きく変わったと思う。今まではコミュニケーションの場であった。街中を散策している際の休憩場所であった。しかし今では、モバイル端末をいつでも持ち歩くことが普通となり、空いた細切れ時間を仕事の時間とするために、カフェを利用する。 考えてみれば、非常に忙しない時間の使い方だ。自分の持ち時間をフルに活用するために、移動と移動の合間の細切れ時間でも有効活用するという意識が浸透したということであろう。 ぼーっとする時間にも意味があるのだろうか。そうした時間に意義を見出そうとする人もいるし、全くの無駄だと考える人もいる。総じて考えると、後者の人の方が増えてきているのかもしれない。 これほど時間を詰めて、タイムパフォーマンスを意識して、日々の生活を営む。こうした生活で、過去と比べて、自分の生活は良くなったのか?昔の人々と比べて、より多くの上質な経験が獲得できたのか、よ…

続きを読む

とにかくイベントを催すことが好きな人

世の中には、いつも自分のプライベートな時間の中に、何かしらの予定を詰め込みたがる人がいる。何もない時には、積極的に自らイベントを企画し、友人・知人を誘う。 こうしたアプティブさはどこから来るのであろうか。1人自分の趣味などに没頭する時間を持つこともできるであろうに…。 なぜ、他者との時間を持とうとするのか。他者と関わることが趣味ということだろうか。他者にも様々な趣味嗜好がある。それらにあわせることも厭わず、とにかく、多様な他者との交流が好きなのだろうか。 全く異なる文化資本を持つ人と接した時、彼らはどのような思考になるのであろうか。ふとした瞬間、他者とたわいもない会話をしている時、どのような思考が頭の中にあるのか。どのような言葉が頭の中を駆け巡っているのか。 非常に気になる。 他者の頭の中の言葉を可視化してみてみたい。どのようなタイミングで、どのような言葉が出てくるのか。おそらく、全く予想もできないタイミング、視点で、意外なキーワードが出てくるのであろう。 こうしたことがAIでできるようになったら、色々と人間のパーソナリティの研究も進むであろうし、人の評価なども進むであろう。ただプライバシー的には結構危険なことのようにも思うが…。

続きを読む

初めてのスモールビジネス!freeeの透明書店がベンチマークのような存在に?

本屋の様々な経営状況や経営施策などを公開していく取り組みとのことである。なかなか関心のある取り組みである。 スモールビジネスの実態は第三者にはよくわからない。街で見かける様々なスモールビジネス。本当に儲かっているの?売り上げはどれくらいあるの?日々の費用はどれくらいなの? こんな疑問を持ちつつも、なぜか存在し続けるお店が世の中にはたくさんある。スモールビジネスの実態は、実際にそれに取り組んでみないとわからないところがある。 それに対して、会計ソフトを提供するfreeeが自ら独立系書店として透明書店を立ち上げ、日々の経営状況や経営施策を公開しながら運営するというのが興味深い。 これからスモールビジネスを行おうという人には参考になる情報が出てくるのかもしれない。自分ならこうするというアイデアも思いつくかもしれない。 ちなみに、本屋を選んだ今回の取り組み。狙い通りに成功するかどうかは今後を見ないとわからないが、もっと様々な業種・業態でもチャレンジしてほしいものである。 そのチャレンジが一定程度進んでいけば、スモールビジネスを行いたい人の初めのトレーニングの場として、ある種の研修サービスのようなものに発展していけると良いのではないかと思う。 スモールであっても、個人で一定の投資が不可欠なビジネス。意欲はあれど、そのわずかな投資資金も用意できない人もいる。そのような人にチャレンジのきっかけになりつつも、freeeの本業に資する情報発信ができるようならば、研修…

続きを読む

朝の時間を有効に使えない理由は?プレッシャーとの関係に迫る

ここ数年、自然と早起きができ朝から時間が有効に使える時と、なぜか早起きとはならず朝の時間を逸してしまう時とがある。 後者の場合であっても、必ずしも、昼まで寝ていたとか、あまりにも怠惰な生活になっているわけではない。ただ普通に朝起きる状況である。しかし、朝の1時間、2時間を有効に使えないと言うことである。 この違いはなんだろう。常に朝の時間を有効に使いたいと思っているが、自然とこの2つのパターンに分かれる。どのような時に前者と後者を分けるのであろうか。 思うに、何かプレッシャーがある日々を送っている時には、後者になりがちな気がしている。心配事や気が進まないことがあると、朝の目覚めが多少遅くなるのではないかと自分のことながら思う。 体が心理的な負担を出来るだけ回避するために、目覚めの時間を少しでも遅くしているのではないかと推測している。 逆に、何も心配事がなければ、出来るだけ時間を有効に使うべく体が勝手に早起きになる。目覚めもスッキリ。 こう考えると、出来るだけ日々、心健やかに過ごしていることが有意義な時間の使い方に繋がるのではないかと。ただプレッシャーを全て避けて、リスクを全て避けて、心穏やかにすることが大事というのは違うのではないか。 全くプレッシャーがないというのも人間として不適切な気がしている。それでは隠居した人と変わらない。適切なプレッシャーは必要であろう。ただ、不要なお悩みがあり心理的に負担となっているのがダメなのだと思う。 プレッシ…

続きを読む

美味しいお店探しはスマホ片手に。過去と現在の行動パターンの変化とは?

いつの頃からだろうか。日々のランチを食べる場所を探す方法がこうも変わったのは。ふとした瞬間に、今までと全然異なる行動パターンになっていることに気づく。 一昔前、今のようにスマートフォンで何でもかんでも調べられる時代ではなかった十数年。友人からのおすすめ情報や、いわゆる紙媒体のタウン誌、雑誌などの特集記事を参考に、行ってみたい食事処を探していた。 計画的に情報を集め、行ってみたいお店、食べたい料理を事前検討していた。 それがどうであろう。お昼ご飯を食べたいよね、となった瞬間にスマホ片手に、地図アプリを使って近場の美味しそうなお店を探す。特に、星印の多い、多くの人が美味しいと評価しているお店をすぐに検索できる。 なんて便利なんだろう。今や当たり前のような行動であるが、改めて過去を振り返ると革新的な行動変化である。 逆に、飲食店の方もお店の宣伝の仕方が大きく変わったのではないかと思われる。タウン誌に広告出稿すれば良い時代ではない。ネット上の口コミや消費者の投稿に目を配り、出来るだけ評価してもらえるように細やかな対応が不可欠。 お金で評価を買うことは御法度なんだろうな。お金よりも、細やかな顧客対応を繰り返すことで、お店の信頼を獲得していくのであろうか。。

続きを読む

画像生成AIにハマって初めてGPUが欲しいと思う

その昔、自作PCが流行った20年くらい前には、CPUとメモリが主たる関心事項であった。自分で作ったマシーンをできるだけコストをかけず、性能を高めることに執着していた。その際にいちばんの関心事項は、CPUとメモリだったのである。 当時、PCパーツ屋に足繁く通い、自分の理想とするマシーンを構築するために、CPUを吟味し、メモリの価格変動に気を配り、色々と作業をしたのが思い出される。 そんな当時からも、GPUはあった。グラフィックをなめらかに展開させるために購入していた友人もいたが、当時、私はグラフィックには対して関心がなかった。であるがゆえにGPUには関心がなかった。 数値シミュレーションを行うためのマシン。それが目的だった。当時、GPUを計算に使うという発想はあまりなかったのも、GPUに関心を持たなかった理由でもある。 それから現在に至るまでGPUとは縁がなかった。そもそも自作PCに関心がなくなったから。小さくて相応のスペックのノートPCが世の中に出回るようになり、またPC作業も自宅でやるものからノマドワーカーのようにモバイルでいつでも・どこでもやるようになって、自宅の自作デスクトップを使う用途がなくなたのだ。 それがここ数年、改めてデスクトップPCを使う用になったのである。PCのスペックも格段に高くなり、従来であれば規模がデカすぎで諦めていた数値シミュレーションもPCでできるようになったため、改めてデスクトップPCを使いたいと思ったのである。 それに加えて、…

続きを読む

作業スペースとしてのカフェ、カフェはいつも混んでいるが穴場はどこか

カフェの使い方は近年様々なものになっている。友人・知人との会話の場所。誰かとの待ち合わせの場所。だされる飲み物や軽食を食す場所、本を持っていって読書する場所、パソコンでの作業を行う場所などなど。 コーヒーチェーンの喫茶店は、どこも満杯である。若い人から高齢者まで、日中は本当に激混みである。単価が比較的安い飲み物を供するお店であることから、より多くの人に来店してもらわないと収支が合わない。 だからこそ、狭いスペースに、これでもかと言うくらいツメツメで机を並べ多店舗となることが多い。そしてお客はそこに座って、少し違和感を感じながらも、時間を過ごすことになる。 こうした一般的な喫茶店は、どれくらい過ごしやすいのだろうか?心豊かな、自分にとって有意義な時間を過ごす場所になっているのだろうか。少し疑問である。 個人的には、喫茶店は大好きである。作業スペースとしても、リラックスする場所としても、1人で思索をする場所としてもである。しかし、必ずしもそれに適した場所を提供してくれる喫茶店は多くはない。 個人的には、下記の3つの条件の喫茶店が比較的自分の求める場所を提供してくれている気がしている。 1つ目の条件。比較的オフィス街にある喫茶店。土日祝日も営業している喫茶店であれば、比較的来店客が少ない。平日の会社員を想定したお店であることもあり、一定の広さがある。それが土日祝日となると、会社員は減り、広いスペースを利用できる。 2つ目の条件。喫煙スペースがある喫茶店。…

続きを読む

5月病からの解放!リラックスと新たな始まりを迎えるための商品

世の中は「年度」という単位で回っている。多くの場合、企業の仕事や行政の各種制度などは、基本この単位で動いているためである。4月に新年度となり、そこから1年かけてさまざまな業務が積み上がり、3月にそのピークを迎える。 そのため1月から3月は、本当にパンパンな状況で仕事をせざるを得ない人も多いのではないか。そして、4月は、3月までの残務の対応となる。どうしても残務は生じるものであるから。 そうすると、4月の残務が終わった5月が一番業量が薄い時期となる。ゴールデンウィークもあることから、いち労働者としては、5月が一番リラックスして過ごせるという人も相当数いるのではないか。 もちろん、業種・職種によってはこの限りではない人も一定数いるであろう。しかし、「年度」という単位に縛られる人は、おそらく上記のような状況なのではないか。 5月は、寒い冬を超え、春になり、夏に向かう一歩手前。季節的にも、天候的にも不安にならずに過ごせる時期なのである。だからこそ、普段忙しい中で考えられなかった事項をふと考えてみたり、新しい取り組みを始めようと思いったったり・・・色々と、もんもんと考え始める人も出て来るのがこの季節。 こうした状況も含めて、5月病というのかもしれない。 その中で、多くの人々が5月に欲するものがある。それは、ストレス解消やリフレッシュを図るための商品やサービスである。5月病や疲労の解消、新たな気分転換に役立つアイテムが求められるのである。 マッサージガン: 長時…

続きを読む

シャツ一つで体の不調が解消する

日々、肩こりに悩まされている人は多いのではないか。肩こりの原因は様々。日々の仕事でパソコンに長時間睨めっこしていたり、重い荷物を常に持ち運ぶ必要があったり、姿勢が悪かったり・・・ 私自身、常に肩こりが悩みの種になっている。仕事で長時間パソコン作業をしていたり、パソコン2台を常にバッグに入れて持ち運んだり、姿勢が悪いので常に体の筋肉が変に緊張していたりと、まさにダメな典型のような行動パターンになっている。 パソコン作業は仕事上、欠かすことはできない。また仕事上、パソコン2台を持ち歩かなくてはいけないため、これらを解消し、ひいては肩こりをなくすことも難しい。 対処療法として、1週間に一度は運動をして体の筋肉をほぐしたり、マッサージガンを買って来て、日々、凝った部分を緩和させるなど、涙ぐましい努力はしているつもり。しかし、それだけでは問題は解決しない。肩こりは大きくは緩和しないのである。 そこでふと気づいた。実は、まだまだ改良すべきことがあるのではないか。自分の服装について。 常に、私は襟のあるワイシャツ的なものを着用している。肩から首にかけてある程度固定されるような服装である。それが普通だと思って日々着用してきたのである。 ゴールデンウィークということもあり、また久々に良い天気が続くことから、箪笥にある洋服を一気に洗濯にかけた。結果、着るべき服が無くなった。そのためパーカー、トレーナーのような襟のない、肩の部分が自由な服を緊急的に着用してみたのである。 …

続きを読む

どうやって稼ぐのだろうか、稼ぎ方を考える

他者から対価をもらえるモノやサービスとはなんだろうか? 相手がお金を払ってでもやってもらいたいこと、欲しいと思うものを考えることが、ビジネスの基本なのだろうか。しばしば、成功談として、売れると思っていなかったもの、気づいたらお金を払ってでも欲しいという声が届いたといった逸話がある。 自分が欲しいもの、自分がやりたいことを突き詰めた結果、当初は儲けるつもりはなかったが、結果として他者からの要望により対価が得られたということは、実はほんの僅かなのではないか。 ビジネスはそこまで甘くないのではと思う。しっかりと、ニーズを狙って、そこに当たるようにサービスを作る。そうした地道な活動でビジネスは成り立っているのではないだろうか。 そう考えると、多くの顕在化したニーズは、あらかた解決策がすでにある。そのニーズを狙っていくとすると、自ずとコスト削減、つまり従来よりも安い価格でサービス提供することでしか、市場を獲得できない。 高機能か新たな機能を提供しても、多くの場合、オーバースペックとなりニーズから外れ、コスト面でデメリットと利用者の目にはうつってしまう。 結局、社会が成熟化していくにつれて、モノやサービスは売れなくなるし、対価もどんどんと少なくなる。雇用も減るし、売り上げも下がる。社会とは、いずれにしても閉塞感のある状態へ落ち着こうとする流れに抗えないのではないか。

続きを読む

生成AIについて4月から5月上旬に大学からの声明が多数

生成AIの登場とその利用に関する期待と懸念が世の中を渦巻いている。民間企業では我先に活用しようという動きもあるし、法的、セキュリティ的な懸念に対する対応を始めている企業も多数見られる。 一方、教育の面でも波紋が広がっている。特に、大学。大学生くらいになると、ツールとしてAIを使って、各種レポートや試験対応をするなど、すぐにできてしまう。 その活用をめぐり、実際に勉強しなくてもレポートができてしまう、著作権を無視したアウトプットが横行するなど、懸念点がクローズアップされている。 現在、各大学から活用に関する声明が公表されている。各大学のウェブサイトで見ることができる。それらウェブサイトを十数大学分を閲覧してみた。 閲覧した結果、明確に利用を禁止する大学、逆に明確に利用を推奨する大学はほんの一握りである。多くの大学の声明は、実のところ何を言っているかわからない説明である。あえて言えば、動向を見守りつつ、対応は今後検討する、と言ったもの。 結局のところ、気になっているが現時点では何もしないよと宣言している大学がほとんどなのである。 それはそうかもしれない。どう対応してくのが正解なのか、より良い対応なのかわからないのはその通りだから。ただ、何も声明を出さないのは良くないので、とにかく、なにかを言ったという形にしておきたいのであろう。

続きを読む

相手を理解し、顧客に評価される仕事術

しばしば、仕事ができる人は、相手のことを理解し、相手が動きやすいパスを出せる人だといわれる。 どう言うことなのだろうか? 例えば、スポーツであるサッカーに例えてみると、ミッドフィルダーは、フォワードのことを考え、フォワードがシュートを決められるようなパスを出すこと。それができる人が上手い人などと言えるのではないか。 仕事という点で、コンサルタントでも同じことなのだろう。 お客さんが置かれている状況や、お客さんが望むことを直接、間接的に把握した上で、さりげなくそれをあたかもお客様自身が自発的に行動できている環境整備を行なうことができれば、仕事が出来る人と言われるのであろう。 例えば、資料作り。お客様担当者から依頼されたある商品の市場調査レポート。単純にデータを整理するだけでは不足である。お客様の会社としての状況や、お客様担当者のミッション、上司に求められていること、それを踏まえると、市場の将来予測や競合製品の動向などの分析もあると良いかもしれない。 さらに、そうしたデータや資料を踏まえた、第三者的な分析結果や提言などもプラスアルファで提示しておくのもよいだろう。そのままその結果を使ってもらえないかもしれないが、それがある事で多いに参考にしてもらえる、信頼してもらえる仕事となる。 ポイントは相手を知ること。相手の性格や行動パターンを知り、将来の行動を予測するということなのかもしれない。ただし、これは難しい点にも多い。それほど付き合いが長いわけではない担…

続きを読む

デジタル技術に関する検定の受験圧力は上がっているのかしら。今も会社から推奨の通達が・・・

検定というとどのような内容を思い浮かべるであろうか。漢字検定などのよく知られたものから、福岡検定などのご当地知識を等検定などのおもしろ検定まで含めて、様々なものが挙げられる。 何らかの知識を有していることを確認し、他者に第三者の評価結果を示すことができる仕組みとも言える検定。今、デジタル関連の知識を有することを示す検定に対して注目が集まっているみたいだ・・・ DX人材育成が多くの企業で進められている。広く全社員に対して、最低限持って欲しいデジタル関連の知識というものがあるらしい。それを推進するために検定受験を推奨しているとのこと。 知識を持つことは重要である。ないよりはあったほうが良い、というのは一般的に言えることかもしれない。 ただし、クイズの知識のように、単に覚えるだけでは役立つのか?逆に、変な知識として間違った行動に誘導してしまうこともあるのではないか。 例えば、AIに関する知識は全ての社会人に必要不可欠という主張がある。確かに、知っていて損はないかもしれないし、多くの人がその知識を持つことを否定するつもりもない。 しかし、ディープラーニングの詳細な仕組みや、その技術背景としての統計的な詳細知識を学ぶ内容を、全ての社員に求めるテストとか、しばしば見かけるが、それは本当に意味があるのだろうか? この研修やテストを作っている人の意図がわからない。エンジニアではないのだから、使い方や一般的なメリットやデメリット、背景としての歴史?とか、そう言ったも…

続きを読む