博物館の効用、時間潰しではなくアイデアの源泉になる体験
久々に博物館に行ってきた。なにも、めちゃくちゃしっかりとした博物館ではないが、普段見る事ができない昔の資料や、動物の剥製、骨の展示物などをみてきた。
何か新しいものを、普段の日常生活とは違う刺激をインプットとして取り入れるには良い場所なのだろう。
思い返せば、小さな頃は、博物館にそれほど興味を持てなかった。とにかく並んでいる展示物をさっとみて回って、博物館を後にして街に繰り出したかった。両親が行きたいと言っていたから付き合っただけ、そんな感じだった。
それがどうだろう。ある程度年を重ねると、街中の喧騒などには興味がなくなり、むしろ博物館の物静かな雰囲気の中の展示物に大きな関心を持つようになった。
日常の生活に、即物的に何か役立つわけではない。しかし、ある程度の深みを持て、生活を豊かにしてくれるかもしれない経験に面白みを感じる。
別に有名な博物館である必要はない。面白い空間と展示物の妙味が心いくものであれば。結構な都市には、小さなものを含めれば、いろいろな博物館がある。そうしたものを少し覗く習慣をつけてみようかしら。