時をかけるな、恋人たち 瑛太と吉岡里帆のあの独特の世界観
ドラマにハマるのは久しぶりだ。地上波をそもそもほとんど見なくなって久しいから、本当にこのドラマにハマったのは珍しいことだ。
時をかけるな、恋人たち は、30分程度の短いドラマ。その中で繰り広げられるSF的な設定と、我々の身近な生活をミックスさせたような世界観。タイムトラベルが存在し、それによって過去や未来に行き来することで、事件が起きる。それを解決していく物語。
このドラマってコメディだよね。そのはず。そもそも瑛太のあのキャラがボケだろう。それに対して吉岡さんが適度に突っ込む。この女優さんはシリアスな映画やドラマもやるが、こうしたコミカルな物語でも、コミカルに振る舞えるのがとてもハマる。
まるでアニメの世界のキャラクターのような仕草や動き。そういう役作りが上手いのか、そもそもそんなキャラクタなのか。いずれにしても、瑛太と吉岡さんの組み合わせはツボにハマる。
加えて言えば、本編のお話が終わった最後に、エンドロール中に流れる事後のお話のシーン、事件が解決した後どのようになったのかを寸劇的に見せるところでの音楽もなかなかにあっている。Chili Beansという人たちが歌う歌。これもうまいことマッチしていて、ドラマを観た後の後味かんをより良いものにしている。
久々にハマるドラマ。今の日本の普通のドラマには飽きてしまった中で見つけた新感覚の番組であった。