意見の相違、ネット空間上での議論は不毛になりやすい

人間は議論を通じて納得し合う、理解し合うことが大切である。この考え方は、学校の教科書では必須の考え方であろうが、実際の世の中では、基本的には議論を通じて理解し合うことが完全にできるわけではないのは確かである。 議論したって、わかりあう事ができない人というのは普通にいる。今のネット空間での主義主張のやり取りを見ていても、わかりあうに至るとは到底思えないし、実際のところ意見の相違の溝が深まるのみ。 リアル空間での議論では、人と人の意見の相違の他に、社会的立場や組織的な力関係などが絡んでくることから、どちらかが譲歩し落とし所を探す形で意見の相違を解決することはしばしば見られる。 一方で、ネット空間での議論では、そうした社会的立場や組織的な力関係などが議論とは乖離しがちとなり、落とし所を探すというインセンティブが起きにくいように思える。 例えば、在宅勤務の是非について、人によって意見が分かれる。ネット上の議論では、在宅勤務を認めない会社については会社が良くないとか、働く人に優しくないとして、会社側が糾弾される。在宅勤務自体は手段であり、会社の状況やその人の状況に合わせてあり、なしを丁寧に決めていくべきであるが、そもそも論として在宅勤務を認めない会社が悪いという議論に陥りがち。 実際のリアルで会社の管理職と担当者の間で在宅勤務の是非について、対面で話し合えば、会社側と個人とのメリットデメリットを突き合わせて、ほどよい落とし所にはなしを着地させやすくなる。だって、そもそもろん…

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ノーブラ散歩から続く鉄板ネタとは、どんどん過激になるが、それにも慣れは出てくる

最近、YouTubeでは容姿に自信のある女性たちが自分をアピールする動画が急増しています。これらの動画は、特に深いメッセージがあるわけではなく、ただ「見てもらいたい」や「承認されたい」という欲求が背景にあります。 動画の内容は「これを試してみた」「こうしてみた」といった日常的な行動を視覚的に伝えるもので、週刊誌のグラビアと似たような目的が感じられます。紙媒体の雑誌からグラビア写真が減少している背景には、こうした手軽に視覚的な魅力を発信できるYouTubeが大きな影響を与えているのでしょう。 2. 「ノーブラ散歩」という過激なトレンド 最近注目を集めているのは「ノーブラ散歩」というユニークで過激なネタです。美しい女性がブラジャーをつけず、薄手のTシャツ姿で街を歩きながら、その様子を自撮りで撮影した動画が話題となっています。 このトレンドは視覚的な「動き」が重要視され、歩きながらの映像が強調されます。こうした動画はYouTubeで定番化し、多くの女性が取り入れていることから、視聴者の関心を引き続けています。 ただし、同じ内容が繰り返されると視聴者の関心が薄れがちです。次第に新しい刺激を求める視聴者が増え、過激な内容へのシフトが見られるようになっています。 Babsully Bodysuit, Teddy, Sexy Lingerie 特徴: ガーターベルトと一体化したフルレースのデザイン。オープンブラとTバックが魅力的な、特別な日のための完璧な…

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長期休暇の直前に焦って話を作り、発注先に検討を押し付ける・・・

ゴールデンウィークなど、世の中的にも多くの人が長期休暇となる期間がある。今時は会社としての一斉休暇期間という形にはならないが、企業としても社員に対してできる限り休暇を個人の状況に合わせて取得するようにアナウンスしている。 こうした連休期間の直前、または連休期間中ほど、諸々の相談や問い合わせが殺到する。なぜなのだろうか。少し分析してみる。 相談や問い合わせが来るということは、何事か企画が動き始めているということである。本来はもっと早めに動いて、発注先などに検討を依頼すべきであるが、長期休暇期間まで検討が伸びてしまったということであろう。よくあることである。 休暇期間明けに発注先に相談していては、その企画のアクションはもっと先になる。あらためてカレンダーを見てみると、あっという間に企画が動くのが1ヶ月先になってしまうのはしばしばあることである。 そこで、企画検討担当者は焦るのであろう。とにかく休暇に入る前に発注先に検討を依頼し、休み明けには検討結果を聞きたいと・・・ でもこれちょっと違和感ありません?長期間中に発注先に検討しろ、と直接言葉にしていないけれども、実質は休まずに検討してほしいということである。 企画検討者としては、できるだけ早くアクションに繋げたいという希望があるのはわかる。しかし、そうであるならば、長期休暇期間があることを想定して、もっと早くに発注先に検討を依頼できるようにオーダーを出すべきである。しかし、それができない・・・ とするならば、…

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若者は、ゴールデンウィークを休まない人も多くなった、なぜならどこにも行く気にならないから

周囲の若者の間で、ゴールデンウィークの谷間の平日を休まない人が増えている。ほんの数日の年休を取得すれば、10連休など、長期間の休暇になるにも関わらず、お休みを取らない若者だ。 別に、業務が立て込んでいて休めないわけではない。むしろ、おじさんなどが年休消費も兼ねてこぞって休んでいる中、ゴールデンウィークの谷間で勤務しているのだ。 若者だけでは仕事はできない部分もある。であるならば、出社して何をしているのか?ぼーっとしているのか。それはそれで非効率だな。 今は、在宅勤務という手段がある。何もやることがないにも関わらず、また上司などが年休を取って不在にも関わらず、ただただオフィスで無意に時間を過ごすのは辛かろうが、在宅勤務ですといって、自宅でまったりしていれば、ほぼ休暇と等しい。 そういうことなのかもしれない。今どきのゴールデンウィークは、どこも人でいっぱいだし、そもそも交通費や宿泊費がバカ高い。そんな時に休みを取る気にはなれないだろう。 むしろ、おじさん方が不在の時に出社して、特に仕事もない中、勤務したことにして時間をまったり過ごす。通常の時期、仕事がある時期に、ゴールデンウィークに取れなかった、取らなかった年休を取得しようという狙いなのかもしれない。 目の前にある仕事は、年休を取らなくてはいけないのでといって上司に押し返し、また混雑時期を外すので旅行の費用は抑えられる。こうしたずる賢い狙いのもとで、ゴールデンウィークはあえて出社なのかもしれない。 OO …

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カフェの座席に料金格差をつけるという戦略はありかなしか

世の中には様々なカフェがある。ドトール、スターバックス、エクセルシオール、コメダ珈琲などなど、都心では街のあちこちにチェーン店をはじめ多数営業している。こうしたお店に対して、少し不満に思っていることがある。 誰もが一度は感じたことがあるかもしれないが、座席の椅子が座りにくいことに不満を持っている。座ったらぐらぐら揺れる椅子、座面が狭い椅子(お尻がはみ出してしまう…)、背もたれが不自然な角度な椅子、座面と背もたれが固い椅子などなど、様々な不満な椅子たちがある。 1時間以上など、ある程度の時間を過ごすのであれば、座り心地の良い椅子に座りたいと思うのは人情であろう。 その座り心地とは、カフェを使う目的にもよるところもある。ゆっくり休憩したい時は、ソファー席は最適であろう。ふわふわした座席と、ちょっと横になる感覚で体を楽にできる椅子は最高だ。ちょっと歩き疲れた、体調が悪いなどの時には、安静にして体力回復のために座りたい… はたまた、じっくりとカフェで作業をしたい時もある。その場合には、しっかりと机に向かって作業ができるよう、背もたれがしっかりしていて、ふわふわ感のある座面よりは、少し硬めの椅子のほうが良い。硬すぎるとお尻が痛いのが玉に瑕。 このように、その時々の目的によって、最適な椅子というものがある。目的に応じた椅子を選択できるカフェはないものか。そんな要望を個人的には持っている。多くのカフェでは、椅子の種類が少ない。というか、ほぼ一択であるお店も多い。同じ座面と背もた…

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シンクライアントでPC作業をしいる企業、効率性を大幅に犠牲にすることに気づいているのかしら

情報セキュリティをかなり気にする企業では、シンクライアントを導入しているようである。社員にはUSBが配布され、PCにUSBを差し込み起動すると、PCのデスクトップ環境が現れる。シンクライアントって名称は、ちょっとカッコいい響きがある。ひと昔前、この響きにも踊らされた人もいるのかも。 もう少し詳しく言えば、シンクライアントのUSBがあれば、基本的には、どのPC端末でもローカルなハードディスクに情報を残すことなく、全てネットワークを介して、作業ができる仕組み。だからこそ、情報が出て外部に残ることがない、という発想のものだ。 しかし、このシンクライアントは、かなりの曲者。使ている人に聞いたところ、すこぶる評判が悪い…何が評判が軽いかといえば、動作がめちゃくちゃ遅いのが実態とのこと。キー入力やマウスでの操作が、どうしてもワンテンポタイムラグが発生する。こんなんでは作業効率が上がるはずもない。むしろ必然的に下がるのは必死というクレームがわんさか上がってくる。あらら。 情報セキュリティを気にしすぎで、社員の生産性をダダ下がりにさせている。今どき、働き方改革や、働く環境の整備が叫ばれているけど、これをやめられない企業というのはかなりあるらしい。働く環境が悪化しているじゃんと思わないでもないが、変えられないらしい… このタイムラグが発声する仕組みは、さらに大きなリスクをはらんでいる。人間のキータイプやマウス操作と実際のシステムの動作とにタイムラグがあるが故に、誤操作を誘発する恐れがかな…

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大学生の頃の自分の目は節穴だった。教科書を掘り起こし改めて読んで見ると、良いこと書いてある

毎年のゴールデンウィークは実家に帰省する。世の中的にも、帰省ラッシュというものがあるので、私以外にも実家に帰る人が多いはず。自分だけではないよね。 実家に帰省して、家族から歓迎される人もいれば、別に普段と変わりなくお使いや雑用、作業などを言い渡される人もいるであろう。私の場合、後者のタイプです。久々に帰ったのに、なぜか普通に暮らしていた当時と同じく、諸々の日常の作業のお鉢が回ってくる…毎年、家事をしに実家に帰っていることになるね… 両親から指示された作業の中で一つ面白いことがあった。部屋の片隅に積み上げられていた段ボールを片付けるように指示されたのだ。たまに帰省したのに部屋の片ずけを指示されるのもなんだなと思ったが、大学時代の諸々をそのまま放置した自分も良くないと思い返し、段ボールを片付けてみたのである。 そこで発見したのが、大学時代の授業の教科書。友人にも聞いてみたけど、同じように、大学時代の教科書の類を実家に取っている人は結構いた。確かに、馬鹿にならないお金をかけて買った書籍だから捨てにくいよね。ただ、ほとんどの人が枕代わりにしか使わないものになっている。読み返す人っているのかしら。そう思っていた。 私の場合、数学の教科書や物理の教科書がわんさかと出てきた。久々に見てみるかとその時は何気なく思ってしまった。ページをくりながら中身をみると、当時はあまり理解できなかった教科書が、とても面白く見えてくる。あれほど、大学生の時は、「意味わからん。難しすぎ…」とぼやいていた思…

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あと10年で100の大学が閉鎖されるという噂話も

100の大学が閉鎖される将来…そう言われても、あー、そうかもしれないという感想に至るだけ。 これまで大学の数だけは本当に増えてきた。地方もそうだし、都内でも色々と小規模大学も含めて数は増えた。大学ってこんなに増えるものなんだと、大学を卒業して数年たってから感じたものである。 その一方で、学生数は年々減少しているのは事実。少子化だからそりゃそうだなと。住宅街を歩いてみると、見渡す限り、高齢者ばかりの世の中で、小さな子供や中高生が相対的に少ない社会だから、大学生になる人の数は絶対数として減るよね。どこに子供はいるのかと心配なくらい。 この2つの事象を改めて、念頭に置いてみると、ちぐはぐ感をかなり感じる。どこかで大学が破綻につながるのは誰の目に見ても明らかであろう。 昔から言われ続けてきたが、大学淘汰時代が本当に目の前になっているのは確実なのかもしれない。大学淘汰となると誰が一番困るのか。困る人はやはりいるだろうと思うのである。何が起きるのか。 まず考えられるのは、地域私立大学などの教員の失業なのだろう。大学の先生が困ってしまうというのが一番なのかもしれない。その場合、大学が閉鎖された時には、働いていた教員は、別の大学に移ろうとするであろう。転職活動である。当然、次の職を見つけないと生きていけないから。 そう考えると、今後の大学教員の公募は、一層の倍率になるにことが予想される。当たり前の予想だ。 他方、今ニュースにもなっているが、大学博士課程学生を3倍にしよ…

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ネットフリックスの作品 三体を見たが、なんとも言葉にできない感想

三体とは、小説にもなっている作品。今ネットフリックスで映像化もされている。不思議な世界観のドラマだ。科学技術やSFを軸としたドラマ、さらに非常に複雑な世界観のあるドラマでもある。 個人的には科学技術に関わる概念やキーワードなどがたくさん出てくるので非常に興味を持ってみることができた。三体問題やナノファイバー、光速、VR、素粒子など思いつくだけでもいろんな技術に関わる話が出てくる。 科学技術、しかも近未来に実現するであろう技術を想像させるドラマなどは、その映像効果なども相まって、非常にワクワクするものが多い。だからこそ、お気に入りの作品として映画などは好んで見る傾向がある。 ただし、この三体については、そのストーリや話の展開が本当に理解しにくい。理解が追い付いていないのが実態である。どのような話の運びでこの場面に至ったのか、追いきれないシーン多数。小説ならば丁寧に文章化されているのか?さらに、最後の場面も、これで終わり?という急な展開。 おそらくこの終わり方であれば、続きの第二シーズンはあるであろうが、それにしても納得感がない。3Tとは何?400年後に備えるって何をすることなの?人類は監視されているとのことであるが、壁面者とは何をする人なの?全くもって意味がわからない。 この三体を試聴した友人の中には、全くもって理解できなくて、次は見ないと宣言している人もちらほらいる。この展開は受け入れられない人は受け入れられないのだろうな。 私自身もかろうじて、科学技術的な…

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平日午前のマクドナルドは、地域のおばちゃんの社交の場

久々にマクドナルドに入店した。諸々の時間調整のために、ホットコーヒーを注文し席につく。電源のあるカウンター席だ。身に付けている複数の電子機器のバッテリーを確認し不足するものは充電していく。 ふと周囲を見回すと、さすが下町にあるマクドナルドだけあって、朝から地域の人々と覆われる人々で店内は賑わっている。おばちゃんやおじいちゃん、そして意味不明な外国人・・・ マクドナルドは地域の社交の場になっている。そう感じたのは今だけではない。多くのおばちゃんが、足繁くマクドナルドに通う。そこでお隣さんなどと井戸端会議を行なっているのである。今や井戸なんてないからね。 イメージ的にはマクドナルドは、高校生や大学生がダラダラと時間を過ごす場所というものがある。昔は確かにそうだったのだろう。むしろ、そうしたイメージで足繁く通った世代が今やおばちゃんとなり、マクドナルドに通い続けているのかもしれない。 それにしても1杯百五十円くらいのコーヒーを片手に、無意味な話題で、ぺちゃくちゃ盛り上がるおばちゃんの姿にいろんな意味の感情が湧き出てくる。 あー、お笑い芸人のモノマネで、数人のおばちゃんグループが盛り上がっている。人間は誰か気心のしれた人との話が必要なのだな。何か経済的な価値や効果なんて全くないが、また他者にしたら全く無意味でアホらしく思う会話であっても、その場を共有し、意味不明だが言葉を交わすという行為が、一つの贅沢なのだろうと感じたのである。 いずれにしても、マクドナルドに対する…

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偽広告でメタ社に対する風向きが強くなる、著名人の影響力が見せつけられる

SNS広告の良くない側面について、昔から各所で指摘がなされてきたところである。特に、良からぬことを考える人たちが、広告出稿の仕組みを活用して、良からぬことを実現できてしまう側面もあったためである。 たとえば、勝手に著名人の画像などを使って、詐欺まがいの仕組みに不特定多数を勧誘し、犯罪に手を染めていくなど。ことネットのツールを使えば、不特定多数に、ほとんどコストをかけずに、大量にアクセスできてしまうのだから、あとは確率的に一定の人が引っ掛かるのを待ち構えるのみ。 このような仕組みの危うさは、被害に遭った人もそうだし、そうした取り組みに勝手に画像などを使われる著名人から非難されてきたものである。 インターネットが普及する以前、同じようなことをやろうと思えば、はがきなどでダイレクトメールをとにかく沢山の人に送り付ける必要があったはず。郵送するためには、住所情報を入手する必要があっただろうし、さらにはがきを1通送るにも、切手代が相応にかかることから、まったくペイしない活動であることは容易に想像できる。だからこそ、インターネット普及以前にはなかったものである。 さて、ここにきて、前澤さん、堀江さんが自身の情報発信力を使って、メタ社を非難し、さらに自民党という政治の力も梃子に、社会に主張を展開し始めた。それで社会的な雰囲気が醸成されたのであろうか、そのほかの著名人も同様の意見を言い始めた。 このネットを通じた意見表明は、著名人のコメントだけあって、次々にネットメディアなどが取…

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料理動画を見れば見るほど、料理とは手間暇がかかり、コスパが悪いように思うのはなぜ

料理動画が溢れている。街中にある名店と言われるお店の裏側。どのように料理の仕込みをして、調理をして、配膳して、そしてお金をもらうのか。一連の飲食店の様子を知ることができる。 一人の客として飲食店を訪れるだけでは見えてこない、店舗運営の様子を裏側から見ることができて、とても面白い。ただ、見れば見るほど、その手間暇のかかり具合が本当にペイするものなのか、疑問に思うのである。 これほど手間暇をかけているのであれば、そしてその手間暇が明確な味の違いを生んでいるのであれば、販売価格に大きな違いをつけないとやってられないのではないかと率直に思う。 つまり、今の飲食店の価格帯の多くは、安すぎるのではないかと思うのである。これくらい手間暇がかかることをして、なんでこの価格で料理を食べることができるのかと・・・ 世界の中で、食にかかるコストが安いのが日本なのかもしれない。これだけ手間暇をかけて美味しい料理を作って、安く提供する。凄い国だ。ただ見方を変えれば、飲食店はジリ貧なのかもしれない。ただそれに気づいていないだけ。 価格をもっと高くしても良いのかもしれない。確かに、価格を上げればお客は他店に流れてしまうかもしれないが、ジリ貧では継続的に運営することもままならない。これほど飲食店が数多くある国も珍しく、店舗の淘汰が進むのだろう。 値付けがおかしいのではないかと思ってしまう。おいしくてそこそこの値段がもらえる飲食店がグローバルなのかもしれない。そのような値付けになっていかない…

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論文の結論がまだ未検討、どのような出口が良いのだろうか

研究をしていると、どのような問題意識で、どのようなセッティングで、なにをして、どんな結果が出たか、いくつかの観点から結果を整理して、ストーリを作る。 ここまでくれば、発表用の原稿は概ね形が出来上がる。あとは細かな情報の整理で、パワーポイントで話ができるレベルにはまとめる事ができる。 ただ、話はできるが、論文としてまとめるには、あともう少しインパクトが必要だと感じる。まとめ部分で、どれくらい気の利いたメッセージとする事ができるかということ。 結果は、見る人が見れば、なかなか面白い結果が出ていると思う。ただ、それは研究の内容をしっかり読み込んで言った上で、なるほど、と思うような整理となっている。 多くの人は、そこまで他人の論文を読み込むことはしない。斜め読みをして、面白いかどうかを判断して、面白そうであれば、やっとしっかり読み込む。そんな程度である。 この障壁を超えて、しっかりと、多くの人に読んでもらえるようにするためには、やはりまとめ部分の分かりやすい、直感的に読み手を惹きつける整理が必要である。 文章の流暢さというよりも、まとめの際の見せ方、整理の仕方にかかっているやに思う。とにかく正確に、丁寧に、という方針も良いのだけど、多少はラフにでも全体感とその中での面白い見方が同居したまとめ方が良いのだと感じている。 そのアイデアがなかなか出てこない。考えれば考えるほど、細かくなり過ぎてしまうんだよね。これはある程度の期間放置して、ふとした瞬間に気づく、思いつ…

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学校の先生の仕事環境が問題と指摘されて久しい

小学校、中学校、高校などの教員の働き方がブラックすぎるとの指摘は、かなり前から指摘されていたし、教員自身の声としても上がっていた。また国や大学研究者でも問題が認識されて、さまざまな国の審議会などでも解決策に向けた議論や検討がなされてきている。 しかし一向に解決に向けた動きであると万人が感じられる方向性には至っていない。ここ最近では、通称、給特法と呼ばれる、定額働かせ法とも呼ばれる法律の議論でもちきりである。 そもそも給料の問題もあるが、教員がやるべき事が多すぎるのが問題だという指摘である。もっと教育をコンパクトにするという考え方もあり得るのではないかと思う。学校外からのイレギュラーな対応要請、たとえばモンスターペアレントなどの対応についても本来はやるべきでないこともあるのではないかと。 そうしたイレギュラーな対応については有償でやるという発想はあり得ないのだろうか。今の世の中では、教育の無償化という流れになっているが、逆にどこかで線を引き、その線の外側についてはしっかりと費用を徴収することも必要で合ないか。 そうすれば気軽に先生になんでもお願いしてしまうという、学校外のさまざまな人たちの牽制にもなる。また本当にお願いしたい、お金を払ってでも、という内容であれば、真に必要な事柄だけに絞られるのではないかと。 お金を介在させること自体が、教育に馴染まないという発想を持つ方もいるであろうが、しかし経済的な発想でボリュームをコントロールすることも必要ではないのかと思うとこ…

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累乗根という言葉を知っていますか?

累乗根という言葉は意外と知られていないらしい。つい最近、この事実に気づいてしまった。というのも、とある大学の経営に関するビジネス研修について話を聞いていたところ、企業分析する際に累乗根を求めて、将来のコストなどを計画する演習の際に、累乗コンを知らない人が相次いでいたからだ。 文系学部出身の人は知らないかもしれないとは予測はできていたものの、理系学部出身者であっても、実のところ知らない人が多発したのだ。 この概念、理系ではもれなく学んできたのではないかと思っているのであるが、自分の思い違いなのだろうか。 ある数字を考えて、N乗するとその数字になる数字 これを求める事なのだけど、高校でもそのさわりは学んでいるのではないかと思う。記憶違いだったのかしら・・・もし高校で学んだ概念であれば、ほぼ全ての人が知っていてもおかしくないのだけど。 いずれにしても、経営学について学びたいという人は文系理系を問わず多く存在する。そうした人たちにとって、累乗根を求めることはできなくてはいけないものだと思う。改めて学ぶのも良いのであるが、本来は高校、大学の段階で身につけておくべき概念なのかもしれない。 MLB選手会正規ライセンス商品 大谷翔平「IT'S TIME FOR DOGGY BASEBALL」 Tシャツ

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現状の給与は維持して勤務時間を減らすということは

とあるネット上の意見として、週5日のフルタイム勤務は労働時間が長すぎるというものがあった。8時間かける5日で週40時間。普通の社会人はフルタイム勤務であれば、この時間を普通に頑張ってこなしているのだけれども。 この4月に働き始めた新社会人にとっては、慣れない時間の使い方かもしれない。だから週5日勤務なんて無理!というぼやきが出てもおかしくはない。ただ、多くの人がそれになれるものだと思う。 今時なのは、週4日勤務、もしくは一日6時間勤務にして給料をもっと増やしてほしいという意見があわせて言及されること。ちょっと、違和感あるね・・・そもそも労働時間が少なくなるのに、給料を増やしてくれというのはかなり感覚がずれているのではないかと…。 会社側からすれば、別にボランティアで人を雇用しているわけではない。自社の活動に役立つ人、雇いやすい人、経済的に合理性がある給与で雇うのが自然である。いまは労働者不足となっているが、状況が一転すると、上記のような現在の給与はそのままに、勤務日を週3日に、フルタイムであっても一日の勤務時間を6時間に、してほしいなどとは言えない状況にもなるのではないか。 【2024 新設計 首掛け扇風機】 ネッククーラー 急速冷却 携帯扇風機 一体型エアダクト ローター設計 360°3D立体風 扇風機 首掛け 3600mAh ネックファン 3段階風量調節 大風量強力 首掛けファン 自由角度調整 両手解放 超長時間連続稼働 静音設計 軽量 熱中症対策 持ち運び便利 暑…

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地上波やネットテレビの番組での芸能人の発言がネットのニュースになる時代

そもそも昔は、ネットニュースはなかった。だから新しい時代の新しい現象であるのであるが、取材してニュースを提供するのにもコストがかかるから仕方がないのかもしれない。 何をいっているのかというと、テレビ番組の芸能人のトーク内容が、文字情報としてニュース記事なる事が多いという事である。これがニュースになるんだと。 この類のニュース記事は、ニュース記事の執筆者が取材をした訳ではなく、別のメディアの内容を一部転載しているようなもの。誰々がこんな発言をした、などと紹介するニュース記事である。 まさに、コタツ記事というものなのではないか。言葉の使い方あっている? そのテレビ番組を見逃した人、そもそも見るつもりがない人にとっては、芸能人がどんなトークをしたのかをざっと把握するには都合が良いのかもしれない。しかし、それって記事としてどうなのかしら・・・と。 そんなにニュースになる事件はないのか?それとも単にコンテンツの数合わせのために記事を乱造しているのか? こうした記事が多数で回る背景には、ユーザ側でのニーズもあるに違いない。ただ、それをニュース記事という体で配信するのはどうなのかしら… 【ビアキューブ正規品】テレビでグランプリ獲得 溶けない氷 アイスキューブ 誕生日 プレゼント 男性 女性 8個入 贈り物 景品 退職 転職祝い

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ここにきて女性活躍に向けた動きが一層に活発化してきている

日々、ニュース記事などを読んでいると、大学入学定員の中に、女子枠を設けたというニュースが次々と出ている。地域私立大学というより、国立大学、中でも超有名国立大学の理系でその動きが活発な様子を見せている。 ざっくり、女性活躍により社会も活性化すると政治の世界で言われていたり、ビジネス界の重鎮が発言していた以前と比べて、具体的な組織の決定事項として広がりが始まっているように思う。 とにかく、女性にチャンスの場を強制的に用意するという事であろう。今は過渡期なので賛否両論あろうが、何かを変えるためには、必要な措置であるという考え方が主流なのであろう。 この施策の結果、本当に社会全体が活性化したかどうかは、将来の検証に期待するしかないので、信じて取り組む、また女性に一定の負荷がかかるであろうが、頑張ってもらうしかないというところなのだろうか。 大学の入学定員の他にも、企業内では、管理職ポストに次々と女性が登用されていると聞く。周囲にいる適正のある男性社員を飛び越えてである。 ただ気になるのは、女性と男性とのバランスを変えるという行動は良いが、それでどのような効果や成果を求めるのかが、いまいち曖昧なのが気になるところ。 将来検証されるべき事項であるが、そもそもの施策を行うに際して、適切なKPIなどを用意して将来の検証に繋げていくべきである。今KPI的に設けられているのは女性を何人登用したかだけになっている。 そうではなく、登用した結果、●●のような効果を実現するなど…

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情報発信力はやはり力だ!前澤さんの動きで思うこと

デジタルプラットフォーマーに対して、一言意見を言うだけで、これだけの状況を作り出せる前澤さんは、やはり力があるのであろう。その力の源は、情報発信力である。 前澤さんが、むかつく、失礼と一言言うだけで、デジタルプラットフォーマに対して揺さぶりをかけられるのであるから、正直すごいなと思ってしまう。 通常の一般人が文句を言っても、黙殺されるのがオチであろう。どんなに納得いかないことがあっても、どんなに失礼なことがあっても、黙殺されて終わり。しかし、前澤さんが文句を言えば、それをメディアが取り上げ拡散し、世の中のムーブメントとして、デジタルプラットフォーマーに圧力をかけることができる。 やはり情報発信力があると言うのは一つの力なのであろう。無視はできない。 通常、企業の対応として、個人からのクレームは面倒なことが多い。特にブランドを気にする企業で、大手になればなるほど、厄介な相手として個人を認識する。個人はぶっちゃけ寝転がれるから、正当なクレームの他に、無理難題を押し付けるクレームを言いかねないから。 ただし、ネット空間の企業や、外資企業に対しては、クレームも言いにくいと言う実態もある。個人がどれほど寝転がっても、その状況が世の中に広がらない、認知されないから、企業側も無視を決め込むことができる。そんな状況であったと認識する。 それが、SNSが広がり個人の意見やクレームが拡散しやすくなった現在、特に情報発信力がある個人がクレームを言い放ち、そしてそのクレームをメディ…

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教育を語る人が多いのは、皆が一家言あるテーマだからなのだろうが・・・

教育はいつ何時でも重要なテーマである。人が学ぶ、教えるという行為は、次世代に向けた投資になるからであり、リターンが大きいからであろう。 実際に、教育を通じて大きく成長した人材は、社会にとっても、またその本人にとっても大きな利益になる。では、どれほど教育を通じて計画的に人材育成を実現できているか。 それを考えると、なかなか難しいところに直面する。本当のところ、何が人材育成につながるのか。重要なポイントが特定しにくいのである。環境が重要というけど、その環境の中でもコアとなるものはなんなのだろうか。 色々と人によって重要と考える要素は異なるが、科学的にどれが本当なのか示すにはそもそも根拠となるデータがないのが実際であろう。だから各人が各人の経験や感覚で教育論を構築することになる。 いや今流行りのデータ分析で、何が良い教育で、何が良くない教育なのか傾向が見られるではないか?という意見もあろう。確かにマクロな傾向分析は昨今できるようになってきている面もある。周りくどい言い方であるが、実のところその程度であろう。 ある特定の人を取り上げて、その人の教育の方法を根拠を持って示していくことはおそらく困難なのであろう。環境が個別すぎて根拠を含めた教育の方法をピックアップするのは難しいと思う。 だからこそ、信じるしかないのかもしれない。誰か成功者の体験や思想があって、それを信じて教育の方法論を選んでいく、もしくは重視するポイントを選択していく。 ある意味で、宗教の様相を見…

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