「もし僕が25歳なら、こんな50のやりたいことがある」松浦弥太郎を紹介したい

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もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。 (講談社+アルファ文庫 A 161-1)
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書籍の紹介:「もし僕が25歳なら、こんな50のやりたいことがある」松浦弥太郎


講談社+α文庫で出版された松浦弥太郎氏の『もし僕が25歳なら、こんな50のやりたいことがある』を読んだ。2016年に第一刷発行とされているので、約10年前の書籍だ。

この本は、25歳という社会に出たての若者に向けたエッセイ集のようなもので、ある意味での普遍的な真理が語られている。そのため、10年経った今でも色褪せない価値がある一冊だ。

50の「やりたいこと」が章立てで述べられているが、それらをすべて理解することに重点を置く必要はない。この本を読んだ人が、自分の今の状況や将来の考えに照らし合わせ、必要だと感じた部分を活用すれば良いのだろう。

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心にしみるような部分をピックアップ


この書籍には多くの参考になる箇所があるが、私が個人的に心にしみた部分をピックアップし、自戒の念を込めて整理しておきたい。

4ステップを踏む


何事にも取り組む際の基本的なステップについての説明がある。一見当たり前に思えるが、実際には徹底して実行できている人は少ないのではないだろうか。

ステップ1. 観察する:まずは状況を観察し、さまざまな情報を得る。
ステップ2. 学ぶ:観察から得た情報を元に学びを深める。
ステップ3. 練習する:学んだことを反復し、自分のものにする。
ステップ4. 実践する:十分に身につけたうえで、行動に移す。


シンプルな行動基準だが、多くの人(私自身も含めて)は第一、第二ステップを省略しがちだ。このステップを省くと、結果として失敗や遠回りをすることになる。

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行動を自然と体現できるように


「とりあえずやってみる」という姿勢は悪いことではないが、時間に追われるあまり、十分な観察や学びを省略していないだろうか?逆に、時間に余裕があると「やったつもり」になってしまうこともある。

この4ステップを繰り返し実践し、行動が自然と体に染み込むようになりたいものだ。失敗して初めて「最初にやるべきだったこと」に気付くのでは遅い。その教訓を次に生かすため、基本を見直すことの重要性を感じた。

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繰り返し、真理に触れることの大切さ


こうした基本的な考え方は、多くのビジネス書や啓蒙書で語られている。本書独自のものではない。しかし、定期的に基本に立ち返るための書籍として手元に置いておく価値がある。

ビジネス書に対して「どれも似たような内容」「発展性がない」と批判する人もいるが、それは一理あるだろう。だが、真理とは一度知るだけでは不十分だ。繰り返し触れ、内面化することで初めて行動が磨かれる。

新しい知識を追い求めることも重要だが、繰り返し摂取することで真理を自分のものにする。著者が変わり、書籍が変わることで新たな視点が加わり、理解が深まる。その意味で、こうした書籍に触れることは意義深いと思う。



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